南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

街の記憶

街の記憶33

2023.1 福岡市

街の記憶32

2022.11 大分市 今年の6月から故郷に戻り、新しい仕事と新しい生活が始まったのだが、まだペースが掴めないような日々を送っている。 普通に生活を送っているつもりなのだけれど、やはり、新しい環境に対応する事に追われているのかもしれない。 もう11月な…

街の記憶31

夏の日は、街に光が溢れていて、街撮りの写真散歩にはもってこいの季節だ。 写真には良いのだが、写真を撮っている者には、ちょっと厳しい。 夜に賑わう歓楽街を、白けたように佇む昼の間に歩くのが好きだ。 人気は無く、結界が破られて魔力の及ばなくなった…

街の記憶30

7年間大分を離れていたら、街並みが様変わりしていた。 7年前といえば、GRを手にしてカメラを始めたばかりで、とにかく写真を取ることが楽しくてたまらない時期だった。 久し振りに大分の街を撮ろうと出かけたが、その頃に撮ったビルや古いバーが無くなって…

街の記憶29

沖縄生活が残り少なくなる中で、最近は「ここに来るのは今日が最後かも」と思うことが増えた。この日は、牧志駅周辺をカメラ散歩。 昼食は餃子が有名な中華屋さん。 この日は4月初旬。コロナで閑散としていた街が、少しずつ回復しつつあった。 ずっとシャッ…

街の記憶28

沖縄生活も、あとどれくらいだろうと思うようなこの頃。 街の記憶を沢山残しておきたいと思う。 最近はすっかり春めいてきて(沖縄は初夏のようですが)、カメラ散歩にはもってこいの季節です。 明日も相棒(GRⅢ)と一緒に出かけようか。

街の記憶27

国際通りに、修学旅行の生徒たちが多く見られるようになった。もう年末なのに、こんな時期に修学旅行なの?と思う。 12月の那覇市は、連日気温20度を超えていて日によっては暑さを感じます。 今年も、あと10日余りなんだと気付き、ちょっと焦るような心持…

街の記憶26

夜歩く。 街の光景は昼間と違っていて、 そぞろ歩きの人たちは、少し解放されたような表情だ。 国際通りは少しずつ息を吹き返している。 乗車中のタクシーの隣を、別の客を乗せたタクシーが抜けていく。 遅くまで開けるようになった店の前で、おねえさんが…

街の記憶25

那覇市の歓楽街「松山」を昼に歩く。人気はなく静かだ。歓楽街はどこもそうだが、昼間はどこか白々しく感じられる。それが夜になれば魅惑の熱を帯びてゆくのだ。 コロナのお陰でこの界隈には足を踏み入れたことがなかった。緊急事態宣言が解綬され、今、夜は…

街の記憶24

街は移り変わってゆく。 コロナ禍の下、国際通り周辺では古いビルの取り壊しがちらほらと見える。 その辺の事情には明るくないが、コロナ禍との関連は何となく想像がつく。 その一方で、新しいビルやホテルが建設中だったりする。 コロナ前、その古いホテル…

街の記憶 23

街中をぶらぶらと歩く。 カメラのシャッターをパチパチと。 お腹が空いたので 最近お気に入りの和楽の肉中華そばを食す。 ジュンク堂で本格ミステリーの新刊を購入し 古書店で学生時代に読んだ詩集を購入する。 そんな一日でした。

街の記憶 22

2021.5 那覇市 那覇市の牧志公設市場周辺は、ごちゃごちゃと通りが混み合っていて、歩くいていて飽きない。コロナ禍で観光客が少ないから歩きやすいし、写真も撮りやすい。 でも、人の数が少なくなって、この界隈が持っていた熱のようなものは見られなくなっ…

街の記憶 21

沖縄が緊急事態宣言に入る前に、映画を観た。 話題になった映画なので、観た人も多いかも知れない。タイトルは『ノマドランド』。 僕はロードムービーが好きなので、この映画がロードムービー的だと聞いて、とても気になっていた。 イージー・ライター、ファ…

街の記憶 20

コザ・ゲート通り周辺は、まるで異国のようだ。 ライブハウスからハードロックの演奏が聞こえてくる。店の前で足を止めて、しばらくの間、耳を傾ける。ロックミュージックはやっぱりライブが良い。自然に体がリズムを取り出す。 そういえば、ここはコザロッ…

街の記憶 19

写真家の森山大道さんは、もし25歳の時の自分にばったり会えたらなんて言ってあげたいか?と問われて、こう答えたという。 「いいから撮れよって(笑)。ツベコベ、ゴニョゴニョ、ブツクサ言ってないで、一枚でも多く撮りなさいよ。いいから、はよ撮りに行け…

街の記憶 18

2月末で沖縄県独自の緊急事態宣言も解除され、国際通りに観光客の姿も見られるようになりました。 「紅芋タルト」で有名な「お菓子御殿」のピンクのショッピングバッグは、観光客の目印のようなものです。若い人のグループは卒業旅行でしょうか。 陽射しも春…

街の記憶17

5年使ってきたGRを地面に落として壊してしまった。 実は、地面に落としたのは2度目。前回は保証期間だったので、無償で修理できた。 今回は、保証期間外なのは仕方がないとして、修理対応機種外になっていたので困った。 それでも、いろいろ調べていると…

街の記憶16

国際通りも人が増えてきました。最近では修学旅行生も見かけるようになってきた。沖縄には美味しいローストチキンのお店が沢山あります。ニンニクが効いていて旨いんだな。国際通りの裏にある、老舗の沖縄料理屋さん『まんじゅまい』。久し振りに訪問。沖縄…

街の記憶15

2020.5 那覇市 今年のGWはコロナ禍のせいで、国際通りはガラガラだった。GWの航空機の予約が満席だという事で、県外からの大勢の観光客の流入とコロナ感染拡大が危惧されたのだけれど、結果的には、観光客どころか人影もまばらのGWになってしまった。 本格的…

街の記憶14

かつて『コザ』と呼ばれた街があった。 米軍基地の門前町のようだったのだろうか。 勉強不足で、ぼくには詳しくを語ることができない。いや、本当の事を言えばこの街に興味を持って、少しは深く調べようとしてみたのだ。数冊の書籍を図書館で借りて読み進め…

街の記憶13

ラビリンスのようなアーケードは、どこもまたそうであるように、シャッターが閉まったままの通りが続く。 廃墟のような通路を進むと、不意に光が溢れた一角に出た。薄暗い路地の中で、そこだけ光が満ち溢れ、電灯の下に酔客たちの上気した顔が並び浮かぶ。 …

街の記憶12

TVの中の有馬記も終わりまして、いよいよ年末ですね。 そんな年末雰囲気を感じつつ、M1を見ながらこれを書いています。ミルクボーイのコーンフレークで大笑いです。今年のM1面白いっ!! 思えば今年は大きな変化の1年になりました。夏に高知から沖縄へ転勤…

街の記憶11

新しい街での生活に慣れる間もなく、仕事の方も今までとは違う事を任され、バタバタした日々が続いている。 それでも時は流れ続けて、今日は過ぎ去り、いつか懐かしい思い出に変わるだろう。 街の記憶。そんな些細な日々の記憶を留めておきたいと思う。

街の記憶10

RicohのコンパクトカメラGRの面白さに再びハマっている。今年に入って新型が出たのだけれど、無印のGRをまだ使っている。 28mm単焦点のレンズ固定という仕様は、写真を撮る者に負荷をかける。ズームの無いカメラなので(クロップはあるが使わない)距離感…

街の記憶 9

前回に続き「街の記憶」です。 久し振りにGRを手にして街を歩いたら、写真を撮る楽しさを思い出してしまったのです。 やっぱりコンパクトカメラは楽しい。 この四月に人事異動があり、また人が入れ替わりました。 気が付けば、ぼくはこの職場で、最も古株…

街の記憶 8

スナップ写真は楽しい。そこには写真を撮ること自体の楽しみがあると思う。 写真を始めるきっかけになったのは、やっぱりスナップ写真からだった。RICOHのGRを購入して、楽しくて、街歩きをしながらシャッターを切りまくった。 その後、一眼レフを購…

街の記憶 7

ブログに書こうとして、そのままになっていた写真達。すべてGRで撮影したものです。撮った本人が忘れていても、カメラは律義に記憶しています。

街の記憶6

6月も半ばになると、高知市を照らす太陽はまるで真夏のように力強くなる。今年の梅雨は雨が少ないのだろうか。土曜日の帯屋町を自転車で抜けながら思う。 ぼくは外に出かける際は、大体カメラを持って出かける。それは、ぼくの写真の始まりが「森山大道」の…

街の記憶5

街を写したスナップ写真は不思議だ。 何の意図もなく記録する気もないままに、何か気になった風景にシャッターを切る。そこには何の感情もなかったと思う。その写真を撮ったことも忘れて放置したまま数年が経った後、何気なくその写真を現像してみると、全く…

街の記憶4

年末の海を渡る船の中で人々は少し疲れて退屈そうだ。 風が強く波が高い。時折、ゆらりと床が持ち上げられるように揺れた。 ゆらり ゆらり ゆらりと船は揺れた。 この海の向こうに懐かしい街があるんだ。 久し振りの街を ぶらり ぶらり ぶらりと歩いてみよう…