南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

旅行

塩パン発祥のお店へ行く(高知旅2023年10月)

10月の3連休で4年振りに高知県へ行ったので、記録に残しておこうと思う。 転勤で高知に赴任したのが2016年8月で、高知から沖縄に転勤したのが2019年8月だから、丸三年を高知で過ごした事になる。独特の文化を保ち続ける当地は、ぼくにとって愛すべき思い出深…

読谷村旅行の記録②

12月の上旬に読谷村へ旅行した時には、コロナの感染者が再び増えるような兆候は見られなかったのですが、年が明けて沖縄の新規感染者数は1500人を超えてしまいました。 第五波のピークが800人程でしたので、驚くほどの拡大になっています。 このような状況下…

読谷村旅行の記録①

先日の読谷村への一泊二日旅の記録を、少々書いておきたいと思います。 初日はのんびりと出発することにして、10時過ぎに家を出ました。 昼食は以前から気になっていた、嘉手納町の「カデナマリーナ」にある海辺のアメリカンレストラン、その名も「シーサイ…

ショート・トリップ(記録 / 2020.8)

<沖縄そばの強者> 沖縄に来て一年が過ぎた。ここは、独特で多様な文化を持つ土地だと改めて思う。文化と言っても様々な分野があるが、能天気な転勤族は食文化への「郷土文化研究」に勤しむ。 独身時代は週3~4でラーメンを食べ、「麺食道」を精進してきた…

心の洗濯しています

ただいま2泊3日の沖縄本島旅行中です。 写真は本部町備瀬の海岸です。 まるで夏休みのバケーションのポスターみたい。本日、2月9日の海とは思えませんよね。 今夜はのんびりしています。

在台灣轉來轉去旅行⑨(たいわん うろうろ たび)

<真好吃!> 家人のトラベラーズノートには事前にリサーチした台湾情報がぎっちり書き込まれている。旅行中はインターネットに接続しないという方針のぼくらは、超アナログ派なのです。 そんな彼女のノートにはMRTの駅にあるスタンプがコレクションされ…

在台灣轉來轉去旅行⑧(たいわん うろうろ たび)

【2018.8.21】③ <淡水へ> ぼくらの台湾旅行は、ただただ歩き回り写真を撮ってばかりだ。台湾旅行も三度目になるのだけど、今まで台北市から出たことが無い。それでも、少し前の日本のような台北の街の雰囲気が好きだし、食べ物も何を食べても美味しいので…

在台灣轉來轉去旅行⑦(たいわん うろうろ たび)

【2018.8.21】② <何度でも行きたくなる街> 迪化街は沢山の老舗店がならぶ問屋街だが、そのレトロな街並みには目を奪われてしまう。今風に言えばとても「映える」のだ。古い街並みにカメラを構え、パチパチとシャッターを切りながら歩くものだから、ぼくの…

在台灣轉來轉去旅行⑥(たいわん うろうろ たび)

【2018.8.21】① 朝目覚めて手元のリモコンでTVをつけると、台湾語が流れ出してきた。意味の全く分からないその音を聞きながら、ぼんやりと台湾にいるんだなあという事を確認する。 画面に目を向けると「台視財経」という文字が見える。並んだ数字の羅列は…

在台灣轉來轉去旅行⑤(たいわん うろうろ たび)

【2018.8.20】③ <雨上がりの葱油餅> 夏の台湾を旅行するにはサンダルを履いて行け、と何かで読んだと事がある。永康街を抜けてカメラのシャッターを切りながら周辺を散策していると、雨粒が落ちてきた。短い時間に強くなった雨は、点々と路面を暗く染めて…

在台灣轉來轉去旅行④(たいわん うろうろ たび)

【2018.8.20】② <可愛い台湾> 東門市場を抜けて金山路を渡ると、天井の無いマーケットが伸びている路地が見えてきた。肉や野菜や果物に惣菜と賑やかに並んでいる。日除けの下でいかにも商売人といったおばちゃんが、試食してゆけと切った果物を差し出すが…

在台灣轉來轉去旅行③(たいわん うろうろ たび)

【2018.8.20】① <朝の出来事> 台湾2日目の朝。昨夜は、部屋の空調を上手く操作できなくて少し寒かった。寝不足の感じのぼうっとした頭でリモコンをさぐりTVをつける。ぼくは台湾滞在中のホテルではTVをつけっぱなしな事が多い。TVから早口に流れて…

在台灣轉來轉去旅行②(たいわん うろうろ たび)

【2018.8.19】 ② <小窓の外の灯> 台湾に向かう飛行機に乗る時に、ぼくは、いつも読めもしない台湾語の新聞を手に取る。そして、漢字の羅列に目を流してゆくと、読めない事について「いいぞ、いいぞ」と思う。ぼくは、結構な活字中毒者なのだけど、ふと気が…

在台灣轉來轉去旅行①(たいわん うろうろ たび)

【2018.8.19】① <台湾が呼んでいる> 今年も台湾へ行くことになった。 夏休みが取れれば、近場でゆっくり体を休めたいなあと思うのだけど、一方で年に一度くらいは海外に行きたいなあとも思う。日本語の通じない場所へ行くのはとても心地よいのだ。 ぼくは…

岡山は今日も晴れだった④

この岡山シリーズも長くなってきましたので、そろそろ区切りをつけようと思うのですが、まだまだ書きたいことが沢山あったりするのですから困りものです。少し駆け足で振り返りますね。 <倉紡記念館> 宿泊したホテル「倉敷アイビースクエア」の敷地内には…

岡山は今日も晴れだった③

両親との岡山旅行の続きです。 <朝の行列は何だ?> ホテルでの朝食を終えて一旦部屋で休憩する両親を残し、ぼくと家人は倉敷美観地区の中心を流れる倉敷川の方へ向かいました。目的は倉敷川を流す川船の乗船券を購入することです。乗船券売り場へ行くとま…

岡山は今日も晴れだった②

<泊まったホテルは紡績工場だった> 今回の両親との旅行は2泊3日の日程でした。2日間お世話になったホテルは倉敷アイビースクエアといい、美観地区の中にある有名なホテルです。このホテルは、明治22年に創業した倉敷紡績(クラボウ)の創業の旧工場を…

岡山は今日も晴れだった①

<親孝行をするのだ> 高齢となった両親を、年に一度くらいは旅行に連れて行こうと思うようになりました。転勤族で両親とは離れて暮らし、あまり親孝行らしい事もせずにやってきましたが、一緒に居れる時間も有限だと最近は感じます。 昨年、九州から初めて…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ⑪ 完結編

2017.7.9 宇和島9:39発ー土佐大正11:18着 土佐大正13:20発ー窪川13:47着 窪川14:02発ー高知15:04着 四国の右下、愛媛県と高知県の境はとても山深い。車窓のガラスを時折擦るほどに木々が迫っていて、若い枝の葉が、かさかさと音をたてる。 鮮やかな赤と緑の…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ⑩

2017.7.9 内子8:36発ー宇和島9:30着 香川県の高松駅から愛媛県の松山駅を経て、愛媛県南予の宇和島駅へ至る予讃線は、JR四国管内で最長の路線だ。その行程、全長297キロの大半を、瀬戸内海に沿って東から西へ抜けて行く。愛媛県の松山駅を過ぎ、やがて…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ⑨

2017.7.9 内子08:36発ー宇和島09:30着 <早朝の内子町のカメラ散歩> 旅先の宿では、いつも目覚ましのアラームが鳴る前に起きてしまいます。荷物を背負って列車以外は歩いてばかりの旅は、3日目になれば疲れも感じます。しかし、知らない土地で目覚める事に…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ⑧

2017.7.8 伊予市14:57発ー下灘15:21着 下灘16:35発ー伊予大洲17:39着 伊予大洲17:42発ー内子18:13着 走る列車の車窓から、薄曇りの空を見上げる。薄く空一面に広がる雲が淡く輝いている。それはまるで陽光の間接照明のようだ。 その淡い光の雲の下で、白く穏…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ⑦

2017.7.8 今治11:35発ー松山12:10着 松山13:24発ー伊予市13:32着 <四国を旅するなんて思いもしなかった> 予讃線を走る特急しおかぜ5号は、流線型の車体をシルバーに輝かせながら西へ向かいました。今治から松山までをノンストップで30分程かけて走ります。…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ⑥

2017.7.8 今治11:35発ー松山12:10着 今治のお国言葉は少しぶっきらぼうだ。そして、ぼくの故郷のそれにどこか似ている。 今治中央警察署に向かうタクシーの中で、高知から来たと伝えたぼくに女性の運転手が言う。 「今治は石鎚山のお陰で台風も避けて通るで…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ⑤

前回の続きです www.fuku-taro.net 2017.7.7 多度津12:44発ー観音寺13:15着 観音寺13:41発ー伊予西条14:52着 伊予西条15:27発ー今治16:04着 フリー切符の旅は「何もしない事」をするための旅だ。今どきの電車内の光景は、横一列のベンチシートに並んだ乗客が…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ④

2017.7.7 塩尻10:52発ー讃岐財田ー琴平ー多度津11:43着 コトトン、コトトン。レールを走る振動が心地よい。遠くの山々も近くの木々も、夏の雨に滲んで車窓を後方へ流れて行く。 土讃線を走る列車の中で、ぼくはただ流れて行く景色を眺めていた。 コトトン、…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ③

駅の待合所の外では柔らかい雨が降っていた。柔らかな雨は景色の彩度を落としてしまい、現実感が少し薄まってしまう。どこかセンチメンタルな雨だった。7月初旬、「秘境駅」坪尻駅に一人きりでいるぼくは、少しセンチメンタルだったようだ。 <坪尻スタンプ…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ②

前回の続きです www.fuku-taro.net 2017.7.7 「秘境駅」というものをご存じだろうか。四国には全国的に名高い「秘境駅」があるらしい。「秘境」という言葉は、少年時代に憧れた冒険譚を思い起こさせる。それだけでワクワクさせられる。そのワクワクに誘われ…

四国バースデイ・フリー切符の旅 ①

旅人、松尾芭蕉は「旅を栖(すみか)とす」と記したという。ぼくにとっての旅は、しばしの「流れていく景色」だ。私的なロードムービーだ。 今年の冬に、フリー切符を使って列車とバスの旅をしました。高知市から「四国のみぎした」を抜けて徳島へ至る短い一…

台灣晃蕩旅行 完結編(たいわん ぶらぶら たび)

台灣晃蕩旅行(たいわん ぶらぶら たび)のシリーズも今回が最終回となります。 そこで、ここまで紹介しきれなかった事の中から、いくつか書いてみたいと思います。 <台湾トイレ事情> 台湾に到着した日、夜遅くにホテルにチェックインして部屋で荷物を解い…