南風通信

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私的不定期名曲選『この曲もえーやん!』㉕ Don't Let Me Down / The Beatles


The Beatles - Don't Let Me Down

 

何故、こんなにも大変な事ばかりがやって来るのだろう。

 

どうしようもない出来事に、今日は打ちのめされたとしても、明日はきっと良い日する。空がどんなに曇っていても、心には太陽を昇らせたい。

 

どうかご無事で。

元気でいてくれればそれでいい。

助け合うことが必要だ。

励まし合うことが必要だ。

 

テレビニュースが流れている。

 

Don`t Let Me Down

Don`t Let Me Down

 

 

 

 

友人からの便り

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 2020.6 沖縄市

 

 

 学生時代の後輩で、大切な友人のそうちゃんから葉書がきた。コロナ禍のステイホーム中に書いた葉書からやり取りが続いている。楽しく嬉しいことだ。

 ぼくと彼は音楽の趣味が合う。二人とも「プリンス」を好きでいるし、キリンジの世界にぼくを引き入れたのはそうちゃんだ。

 そんな二人の共通の趣味の一つが読書。学生時代は同じ文学系サークルにも所属していました。葉書の中で彼は、最近読んだという「ガルシア・マルケス」の事に触れ、「予告された殺人の記録」と「命の猶予は十二時間」を薦めてくれていました。

 

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この作家の有名な作品に「百年の孤独」というものがありますが、読んだことがありません。それどころかガルシア・マルケスを読んだことが無い。しかし、同じ「百年の孤独」という名をつけられた宮崎県の焼酎は飲んだことがあります。今度こそ、ガルシア・マルケスを読んでみよう。

 

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良い本を探すには、本をよく読んでいる人に聞けばよいとも言います。友人からの便りは、いつも、ぼくの好奇心を少し広げてくれるのです。

街の記憶15

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2020.5 那覇市

 

 今年のGWはコロナ禍のせいで、国際通りはガラガラだった。GWの航空機の予約が満席だという事で、県外からの大勢の観光客の流入とコロナ感染拡大が危惧されたのだけれど、結果的には、観光客どころか人影もまばらのGWになってしまった。

 本格的な夏前で、沖縄の一番良い時期なのに残念な事だった。

 国際通りの有名なステーキハウスはもちろん、ほとんどのお店のシャッターが下ろされていて、「奇跡の1マイル」と呼ばれる通りは急に寂れてしまったように見えた。こんな国際通りを見るのは滅多にないことだと思う。

 

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2020.5 那覇市

 

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2020.5 那覇市

 

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2020.5 那覇市

 

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2020.5 那覇市

 

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2020.5 那覇市

 

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2020.6 沖縄市

 

6月に入って世の中が少しづつ動き始めた頃、沖縄市を訪問。

米軍基地の門前町のように発展してきた街。沖縄の戦後史を一番体現している街かもしれません。

 

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2020.6 沖縄市

 

パルミラ通りのカレー屋さん。その名も「パルミラ」。店名が先なのか、通りの名が先なのか?2種類のカレーを一度に味わえる「日替わりカレー2種」を頂きました。

マグロのカレーとバターチキン。二つの味を同時に味わえるのはうれしい。

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2020.6 沖縄市

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2020.6 沖縄市

 

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2020.6 沖縄市

 

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2020.6 沖縄市

 

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 2020.6 沖縄市

 

日常のよろこび

コロナ禍でステイホームを強いられていた頃、街の飲食店が大変だというニュースがたくさん流れていた。

そんな時に応援したくなるお店とはどんなものなのか?そんな事を考えた。

美味しいお店は沢山あるけど、その全てを応援しようと足を運ぶのは難しい。このコロナ禍で、こちらの懐具合だって心配なのだ。だからといって家にこもってお金を使わずってばかりもどうなんだろうと思った。微力ながらも応援したくなるお店は、味はもちろん店主やお店の雰囲気がトータルで好きなお店だ。

そんな頃によくお邪魔したのが『鶏そば新里』さん。

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このお店の鶏そばは、ぼくが沖縄に来て初めて食べたラーメンなのだ。最初にこのお店に来れたのはラッキーだったと思う。鶏の旨味がたっぷりのスープと少し歯応えのある麺がとても合う。沖縄に来て一番通っているお店になる。


この頃、4月から5月にかけては、国際通りもシャッター街になってしまい、ゴーストタウン化した。
国際通りの裏通りにある、沖縄料理屋『まんじゅまい』も店を閉じたままだった。
長い休業期間を経てお店が開いているのを見て、すぐにお邪魔した。人通りの消えた国際通りに希望の灯が灯るような気がした。

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久し振りに頂いたのは、沖縄らしい黄色いルゥのカツカレーだ。沖縄のカレーは黄色くてスパイシーだ。最初に見たときは、あまりの黄色さに驚いた。でも、今ではこの黄色いカレーが大好きだ。優しくて懐かしい味なのだ。

最近は、コロナの第2波が心配されている。国際通りでは、まだシャッターを下ろしたままのお店も多い。人通りは少しずつ増えているが、まだまだ少ない。

コロナ対策と経済のバランスが難しい中で、本当に好きなものや、大切なものにお金を使うようになった。

なかなか厳しい世の中だけど、そんな中だからこそ感じる喜びや楽しみもあるようだ。

自分が本当に好きなお店で食事をする事も、そんな喜びのひとつなのだ。

沖縄ローカルタレント列伝①「護得久栄昇」

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TVの地方局が作っている生活情報番組は、知らない土地にやって来た転勤族にとって、貴重な情報源です。

 

沖縄のテレビを見ていて思うのですが、出演者に地元のローカルタレントさんがとても多いのです。それは、多くのローカルタレントさん達が活躍できる基盤があるという事で、それだけ沖縄経済が活況なのだろうと思いました。

ふと、気になって「沖縄 芸能事務所」とネット検索してみますと、なんと43件も出てきます。やはり、多くのタレントさんが沖縄にはいるのでしょう。

 

タレント事務所と言えば、かつて、安室奈美恵やSPEEDを輩出した沖縄アクターズ・スクールが有名でしたが、最近はあまり聞きません。存続はしているようですが規模を縮小して、かつての勢いはないようです。

 

那覇市内を歩いていると、ポスターや看板でやたらと見かける人(キャラ)がいます。

それが「護得久栄昇(ごえくえいしょう)」さんです。

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マジックで悪ノリして描いたような眉毛とシワ。商店街の細い路地のポスターで最初に見た時は、そのインパクトにタジロギました。

その後、なんとなく見ていたテレビにもいきなり登場して驚かされました。

 

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沖縄ローカル番組に、レギュラーコーナーを持っているんですね。

調べてみると、テレビCMに20本以上出演しているそうで、沖縄では知らない人はいないんじゃないでしょうか。知名度抜群です。

 

ぼくが街中で見ただけでも、NTTドコモやファミリーマートのポスター、警察の交通安全キャンペーン等々、なんだか大きな仕事ばかりやっています。その他にも、ビレッジバンガードとのコラボ商品がバカ売れしたそうですし、どうやら人気は本物のようです。

 

キャラ設定は大御所民謡歌手という事で(あくまでキャラです。正体はお笑いタレント)なんと、CDまで発売しています。

県外から沖縄にやって来た人は、街中でこの顔を見かけて「これは一体何なんだ?」と一度は思うでしょう。そんな人には教えてあげたい。彼こそが、大物民謡歌手「護得久栄昇(キャラ)」なのだと。


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護得久栄昇「愛さ栄昇節」

 

ここまで読んで、護得久栄昇さんが気になってしょうがなくなってしまった人もいるかもしれませんね。本日は、本当に沖縄の超有名人「護得久栄昇」さんをご紹介しました。

 

おしまい。

アメリカ風中華料理を食べる

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アメリカ発のレストラン『パンダエキスプレス』は、アメリカでは最大手のチャイニーズレストランチェーンだそうです。

沖縄県浦添市にある『PARCO CITY』の中にお店がありまして、お買い物のついでに寄ってみました。

最初に食べ物を入れる食器をボウルかプレートの2つから選びます。

次に、ベースフードを選びます。ベースフードは白米、フライライス(チャーハンのようなもの)、シャオ麺(焼きそば風)の3種類です。

最後にメインを選びますが、ボウルにメインは1種類、プレートにメインは2種類か3種類となります。

今回は、ベースフードにフライライスとシャオ麺のハーフ&ハーフ。メインはモンゴリアンポークと上海ステーキにしました(ネーミングが絶妙ですね)

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プレートの上は、なんだか雑多な感じで、これもアメリカ風でしょうか。

ベースフードのフライライスとシャオ麺は、見た目よりもかなりあっさりとした味付けでした。メインはちゃんと中華料理風なんだけど、どこか違う感じ。同じ館内に大阪王将が入っていますが、大阪王将味よりもベースフードはあっさり過ぎ、メインはコッテリ過ぎといった感想でしょうか。

お客も90%が外国人で(旅行客ではなく沖縄在住っぽい)、やはり彼らの口に合うようです。でも、ひょっとすると異国の地で、懐かしのお店に訪れるのかもしれません。

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パンダエキスプレスは、やはりアメリカ風中華の大御所なのでした。