南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

日常のよろこび

コロナ禍でステイホームを強いられていた頃、街の飲食店が大変だというニュースがたくさん流れていた。

そんな時に応援したくなるお店とはどんなものなのか?そんな事を考えた。

美味しいお店は沢山あるけど、その全てを応援しようと足を運ぶのは難しい。このコロナ禍で、こちらの懐具合だって心配なのだ。だからといって家にこもってお金を使わずってばかりもどうなんだろうと思った。微力ながらも応援したくなるお店は、味はもちろん店主やお店の雰囲気がトータルで好きなお店だ。

そんな頃によくお邪魔したのが『鶏そば新里』さん。

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このお店の鶏そばは、ぼくが沖縄に来て初めて食べたラーメンなのだ。最初にこのお店に来れたのはラッキーだったと思う。鶏の旨味がたっぷりのスープと少し歯応えのある麺がとても合う。沖縄に来て一番通っているお店になる。


この頃、4月から5月にかけては、国際通りもシャッター街になってしまい、ゴーストタウン化した。
国際通りの裏通りにある、沖縄料理屋『まんじゅまい』も店を閉じたままだった。
長い休業期間を経てお店が開いているのを見て、すぐにお邪魔した。人通りの消えた国際通りに希望の灯が灯るような気がした。

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久し振りに頂いたのは、沖縄らしい黄色いルゥのカツカレーだ。沖縄のカレーは黄色くてスパイシーだ。最初に見たときは、あまりの黄色さに驚いた。でも、今ではこの黄色いカレーが大好きだ。優しくて懐かしい味なのだ。

最近は、コロナの第2波が心配されている。国際通りでは、まだシャッターを下ろしたままのお店も多い。人通りは少しずつ増えているが、まだまだ少ない。

コロナ対策と経済のバランスが難しい中で、本当に好きなものや、大切なものにお金を使うようになった。

なかなか厳しい世の中だけど、そんな中だからこそ感じる喜びや楽しみもあるようだ。

自分が本当に好きなお店で食事をする事も、そんな喜びのひとつなのだ。