南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

鬼が笑う

2023.11 Oita City

 

年末が近づいてきて、最近は来年の目標や計画を考えることが増えている。

年末に翌年の目標・計画を考えるのは、もう15年以上続いている習慣になっている。

 

わくわくするような目標・計画を考えるのがコツなのだ。わくわくがないと毎日がつまらないじゃないか。でも、わくわくする対象が年齢とともに変わってきているなあ、と気づいたりもするこの頃。

 

来年は、もう10年以上も行けたらなあと考えている、海外の国へ行きたいと思っている。資金的にも日程的にもこれが来年のメインになりそう。今年は久し振りに台湾に行けた。やはり海外旅行は最高にリフレッシュできると再認識。

 

11月から始めたランニングも継続して、自他共に認めるランナーというところまで行きたい。無理なく怪我しないように。別に、マラソン大会に出ようとかは考えてなくて、ただ走ることを日常の一部にしたいと思う。

 

今年は全くパッとしなかったバスフィッシングも、来年はもっとやりたいと思う。湖で知り合った釣り友さんたちとも、賑やかに楽しみたい。来年こそはボートを手に入れたいものだ。

 

年内に行こうとして結局行けなかったキャンプも、来年こそはと意気込んでいる。新たにテントを買おうかとも計画中。20年もののタープはまだ使えるだろうか。

 

地元のミニシアター「シネマ5」が、定例の年会員を募集し始めた。来年は会員になって月に一本以上は映画を観たい。最近は邦画に良いものが増えているようだ。洋画ファンとしては良い洋画をたくさんみたいのだけれど。

 

今年の後半から首を突っ込んでみたバードウオッチングも、来年はもう一歩踏み込みたい。未だ知らない世界は、新しい発見や新しい自分をもたらしてくれるのだ。

 

国内旅行を、ひとり旅と仲間内旅でそれぞれ行きたいと思う。青春18切符の旅がしたいなあ。あと、ほとんど行ったことがない東北地方も気になっている。

 

あとはねえって、このまま続けていると、延々と書き進めてしまいそう。会いたい人たちも沢山いるしね。

 

まあ、とにかく来年も楽しみな年になりそうです。

 

 

 

最近のアレコレ


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お酒飲みなのに甘いものも好きという、お得な人生を歩んでいます。だからか健康診断が気になるこの頃です。青い十角形のカップはミステリー作家、綾辻行人先生のノベルティ。綾辻行人に十角形。分かる人には分かりますよね。


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バスフィッシングを始めて今年で29年が経ちました。ここ大分県は遊漁券を購入すれば気軽にバスフィッシングが楽しめるという好環境。今年も2つの水系で一万円ほど使って遊漁券を購入したわけですが、10回くらいしか釣りに行けませんでした、そして、釣果は極貧。過去29年で最も釣れていない年なんじゃないかしら。どうも釣りが下手になったみたいです。
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いつもの釣り場にて。

 


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海老好きをノックアウトするパッケージのカップヌードル。中身はパッケージほどではなかったことは、小さな声で。

天下一品のパンチ力

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初めて食べた天一の「こってりMAX」は、想像していたより「あっさり」でした。そして、もちろん美味しかったのです。

それほど「こってり」に感じなかったのは、都市伝説で「スープに箸が立つ」ほどにこってりだと聞いていたからかもしれません。そんなことはありませんでしたよ。

 

「こってり」は「濃い」とは全然違っていて、そこに驚きました。天一やるなあ。

問題は、次に天一へ行った時です。「こってり」を注文するのか、「こってりMAX」を註文するのか。ひょっとして、もう、ただの「こってり」には戻れないのではないかと危惧しているのです。

 

外食はやっぱりインパクトだよなあ、と思います。わざわざお金を出して、食べに出掛けたくなるものって、やっぱりパンチ力あります。そして、ぼくは「こってりMAX」にノックアウトされたのでした。また、食べたい食べたい。

 

さよならBeatles さよならあの頃の自分


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Beatles のNow and Thenが全英チャートでナンバーワンを取ったりと、この曲を巡る話題は尽きること無く、語り続けられている。

 

最近、耳にした話題は「Bメロ全カット問題」だ。

ジョン・レノンが1970年代に歌ったデモテープではAメロ、Bメロ、サビといった構成なのだけれど、今回のBeatlesの最後の新曲では、Bメロが全てカットされているという。

 

ぼくは音楽的な素養が全くないので、この辺のテクニカルなところは分からないのだけれど、Bメロありのデモの方は、とてもジョンらしい美しい曲に仕上がっているように思う。

 

それに対して、今回発表されたバージョン(当然ポール・マッカートニーが構成を変えた)は、とてもBeatlesらしい曲になっているように思う。

 

MVでもジョンは、やたらとおどけてばかりで、Beatles後期の暗さがない。

オーケストラをバックにしたギターソロの場面で、おどける若きジョンを見ながら、口元に小さく笑みを浮かべる、老いたポール。(MV3:06くらい)

ポールの中のBeatlesは、この頃、初期のBeatlesなのだろうと思ってしまった。この頃のBeatlesが「良い思い出のBeatles」なのだろうと。

人は、時が過ぎ去ってしまえば、良い思い出ばかりが思い出されるというではないか。ポールもそんな心境になっている自分を、しみじみと噛みしめているのではないだろうか。

 

ともあれ、ポールは、Beatlesを永遠の伝説のバンドにはしなかった。解散から53年を経て、自らの手で完結させた。

 

「随分と時が経ったね。時代も移ったし、みんな年齢もとった。もう、ここらで終わりにしよう」ポールがそう囁くのが聞こえたような気がした。

 

それは、大げさに言えば、20世紀がいよいよ本当に終わったという事のようにも思える。2023年を境に、2024年から時代は更に大きく変化し、そのスピードは加速していくのではないか。このBeatlesの最後の曲を何度も聴きながら、そんなことを思う。

ゴルフとの微妙なカンケイ


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ゴルフがあまり好きでない。

それでも誘われれば、出掛けてゆきます。

しかし、冬のゴルフは辛いのです。

この日は朝から、雪まじりの吹雪が吹き荒れ、人生で一番過酷なゴルフとなりました。

本当に寒かった。

 

ぼくのゴルフ嫌いは、人生初のゴルフのせいだと思うのです。バブル末期の初ゴルフ場は、クラブハウスに水瓶を抱えたビーナスの像があって、噴水が流れていました。プレー代は4万円以上で、昼食のカレーライスが3千円くらいしました。こんなお金がかかる遊びは、まっぴらゴメンだ思ったものです。

 

その後、バブルが崩壊して、全国のゴルフ場が次々に破綻していきました。いやいや、すごい時代でした。

 

今回のプレー代は昼食込で1万2千円ほど。遊びの代金としては決して安くはないけれど、それでも随分安くなったものです。

 

しかし、この30年くらいゴルフのスコアは、全く上達しない。困ったものです。

 

ジョイフル


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同僚と一緒に、お客さまを訪問する事になった。

そういう事はよくある。

 

その日は朝から忙しくしていて、その同僚と事務所を出掛けるギリギリまで、別の仕事に追われていた。ようやく同僚の車に二人で乗り込んだのはお昼の12時少し前だった。

 

客先までは車で30分程だったので、午後1時のアポまではそんなに余裕もなかったが、急ぎで昼食を済ませようと、大分県が誇るファミレスチェーン「ジョイフル」に飛び込んだ。

 

思えば、随分久し振りのジョイフルだった。全国転勤をしていた頃は、どこの街に行ってもこのジョイフルがあった。けれど、他県に住んでいた時にジョイフルに行ったことがない。なんとなく、知らない街で突然幼馴染に会ったような、気恥ずかしいような気がして。

 

高校生ぐらいから二十代の前半の頃までは、友人たちと遊んだ後、まだ家には帰りたくなくて、ジョイフルでコーヒー1杯で何時間も過ごした。

 

この頃はコーヒーがおかわり無料で、女性の店員がテーブルまでやってきて「おかわり如何でしょうか」と声をかけてくれた。ぼくらが何時間もいるものだから、何度も何度も「おかわり如何でしょうか」が繰り返された。ぼくらも律儀にコーヒーを飲み干しては、何度もおかわりを頂いた。いい時代だ。

 

朝方になって、客席には僕らしかいなくなった頃には、さすがに「おかわり如何でしょうか」のお姉さんはやって来なかった。そんな時間帯には、ぼくらはどうにも退屈しきっていて、仲間の誰かが「砂糖って、どれくらいまでコーヒーに溶けるか試してみよう」と、シュガーポットの中の砂糖をスプーンですくい、何杯もコーヒーに入れ始めた。しばらくは普通に溶けていた砂糖がカップの底に溜まりだし、やがてコーヒーの水面下に、溶けきれない砂糖の山ができた。ぼくらは疲れ切ってもいて頭が少しゆるくなっていたので、誰かが大声で笑い出したのにつられて、みんなで壊れたおもちゃのように、客のいない店内で大声で笑った。時代はバブル絶頂に向かう、1980年代の末期だった。

 

午後1時のアポに間に合わせようと、久し振りのジョイフルで、ぼくは日替わりランチを食べた。ハンバーグと唐揚げの定食だった。充分に美味しくて、それでいて500円玉1つ、ワンコインの代金だった。このインフレのご時世でジョイフルは偉いよ、と思う。

 

この日、懐かしいジョイフルに元気づけられたお陰か、午後の仕事を首尾よく終えることができたのだった。

私的不定期名曲選『この曲もえーやん!』 NOW AND THEN / THE BEATLES

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ビートルズの新曲を聴いた。
なんだか不思議な気持ちになった。
また、ジョン・レノンに会えた喜び。随分な時が流れた寂しさ。この曲がちゃんとビートルズの曲になってい
た事。それを成したポールとリンゴに対する敬意と感謝。
色々な思いが起こってきたけれど、つまり、それはとても嬉しかったのだ。
 
そして、今日公開されたMVで、メンバー4人がまた一緒に演奏している姿を見ることが出来た。
少し泣きそうになった。
 
テクノロジーの進化に感謝した。
こういった進化なら良い。
結局、テクノロジーを使う人の心が現れるのだ。
 
ポールマッカートニー、そして、リンゴスター。本当に有り難う。
きっと色々なことがあっただろうけど、やっぱり4人はビートルズなんだ。