今年のGWは九州より親戚が遊びに来ました。6泊7日で松山~丸亀~高知などを回って、昨日帰っていきました。
以前、一人旅の事をブログに書きました。
一人で列車旅をした時に感じたのですが、一人旅に観光地はむかないと思うのです。やはり、カップルと家族連れが多いですし、浮いてしまうというか、所在ないというか・・・。
今回は団体行動ですので、思いっきり観光を楽しみました。
ぼくにとって旅と観光は別物で、旅はやはり一人旅なのです。それはそれとして。
観光の楽しみの大きな部分を占めるのがやっぱり「食事」だと思います。外食ばかりではなく、高知市内の自宅で食事もしました。それでも6泊7日ですから、6日×3食だとしても18食になります。外食もそれなりにしました。そこで、今回のGW旅行の最終日に一緒に行動した男女4人で「今回の旅行で食べたもので一番美味しかったものは何?」というテーマで雑談しました。
今回は、その軽い雑談で上がってきた食べ物の事をここで書いてみたいと思います。順位を付けずに名前をあげていきますと、まずは「鯛めし」。
愛媛県の鯛めしは、南予風と中予風があります。南予風はお刺身の鯛をごはんの上に乗せてタレで食べるタイプです。今回食べたのは中予風で、鯛を炊き込んだタイプ。
愛媛で鯛めしを食べたのは初めてでしたが、ごはんの一粒一粒にまで鯛の旨みが染み込んでいてとても美味しかったです。この鯛の旨みを嫌いな人は、日本人ではそんなにいないんじゃないかなあ。鯛の身もごはんも旨いんです。旨みというものをギュッと固めて形にしたらこんな形になるんじゃないか、と思ってしまいます。
お店は「二番町の角 福」です。ここでは、「伊予牛のあぶりたたき」も名前が上がりました。
続いては、高知市の喫茶店「メフィストフェレス」で食べた「モーニングのホットサンド」
これは、ホットサンド好き、パン好きの義妹が「あのホットサンドのパンが薄くて具とのバランスが最高」と主張し、皆が納得したもの。彼女は九州に帰る直前に、わざわざパンを買うためにこの喫茶店を再訪したほど。
ぼくはそのホットサンドのモーニングを食べていないので写真は一番スタンダードなトーストのモーニングです。ここはぼくも普段から通っているお気に入りの喫茶店です。
つづいて名前が上がったのは高知市ひろめ市場「やいろ亭」の「カツオのタタキ」と「うつぼの天ぷら」
高知といえば誰しも「カツオ」を思い浮かべると思いますが、ぼくがカツオの食べ方で一番好きなのは「タタキ」です。そして「カツオのタタキ」で一番美味しいと言われているのが、ここ、ひろめ市場内にある「やいろ亭」です。
ぼくは高知に来るまでカツオが嫌いでしたが、高知のカツオは本当に旨い。今ではカツオが大好物のなっています。でも、それは「高知のカツオ」に限っての事。高知以外のカツオはそんなに好きじゃない。調理法なのか何なのか分かりませんが「土佐のカツオのタタキ」は別格です。
次は、今回の旅行で皆が「是非食べたい」と言っていた丸亀市「一鶴」の「骨付き鳥」です。
ここのメニューには、「ひな鳥」と「親鳥」があります。「ひな鳥」は身が柔らかくジューシーで、「親鳥」は「ひな鳥」よりも肉が固いのですが、噛めば噛むほど旨みが口の中に広がります。
「親鳥」と「ひな鳥」一品しかオーダーできないとしたら、どっちを選ぶか?そんな問いに対し、皆「うーーーん」と頭を抱えながら悩んでいましたが最後は「ひな鳥に」軍配が上がりました。
上:ひな鳥 下:親鳥
どうでも良いような雑談の最後に「今回の旅行で食べたもので一番美味しかったのは何か?」という事について、あーでもない、こーでもないと話しながら最後に落ち着いたのは、室戸市「料亭 花月」の「キンメ丼」でした。
ここの「キンメ丼」は、どんぶりご飯に金目鯛のお刺身、金目鯛の照焼、更に、その時の旬なお刺身が乗っています。
この照焼だけでもなく、お刺身だけでもなくという絶妙のバランスも皆に好評でした。まずは、脂の乗った金目鯛のお刺身をわさびとお醤油で頂きます。旬のお刺身も美味しい。何の魚のお刺身か説明してくれたのですが忘れてしまいました。食べる事に夢中になってしまい記憶が飛んでしまったようですね。
具材とたれのかかったご飯を程よく残し(おいしくて全部食べてしまいそうになるので注意が必要)最後は金目鯛の出汁をかけてお茶漬けにして食べます。丼で食べて良し、お茶漬けで食べて良し。大満足でした。
金目鯛のお吸い物も、また違った感じで美味しいです。ご馳走様でした。
高知県出身の酒場詩人、吉田類さんも来ていました。ぼくが行った事のある「旨いなあ」と思う店には、結構な確率で「酒場詩人」の色紙がある事が多いんですよ。
<番外編>
そんな風に雑談した後、八幡浜に親戚を送って行ったのですが、最後の最後で食べた八幡浜港近くの「アゴラマルシェ」の露店で売っていた「萩森水産」の「じゃこカツ」が、絶品!!なのでした。
写真がないのですが、今日になって電話で話していると、その「じゃこカツ」が旨かったと、皆、嬉しそうに言うのです。
厚みがあり、ぶりんぶりんのじゃこ天をカツにしたもので、この萩森水産さんの店頭でしか販売していないものだそうです。
さてと、ブログを更新してから恐る恐る体重計に乗ってみようと思います。
ともあれ、四国は旨い物が沢山ありますね。