南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

千客万来の日々よ

 

 

 最近、あちこちと体の不調が出ていて(入院するほどの病気ではないのが救い)、週末は病院通いの日になっている。この土曜日も午前中で2件の病院をハシゴすることになった。なんとも情けない話だが、本当の事なのだから仕方がない。昨年、人生初の入院をしたのだが、そこからすっかり病院に懐かれてしまったかのようで参っている。

 

 それで病院に行く度に驚くのだが、どの病院も待合室は満席状態で患者さんが何時間も順番待ちをするのが当たり前なのだ。肩の痛みで通っている整形外科は、午前9時から診療なのに6時から待っているという人までいて、少し早めにいったつもりの8時半には20番目の順番だった。それで開院と同時に一斉になだれ込むのだが、受付を済ませて治療が終わるまでには3時間はかかるのだ。有難いことに、今まで病院と縁遠かったので病院の混雑ぶりを知らなかったが、きっとそれが病院の常識なのだろうと思う。

 

 ところで、新しい仕事で色々な業種の中小企業の代表の方に会うのだが、2年半も続くコロナの影響でどこも非常に厳しい状況にある。今、住んでいるような地方都市にあっては、中小企業が元気であることがとても大切なのだけれど、現実は厳しい。

 いずれもそれぞれに工夫をして頑張っているのだが、2年半に及ぶコロナからの出口はまだ見えない。ぎりぎりのところで踏ん張っている経営者の人たちが本当に多い。

 

 以前のように外国人観光客がどっと押し寄せてくるような日常に、早く戻ってほしいと心から願っている。折しも20年ぶりだとかの円安で、日本はバーゲンセール中だ。日本が誇る清潔で安全なサービスや、美味しい料理とおもてなしも外国人にとっては破格のものになっているはずだ。

 

 それにしても病院ばかりが繁盛しているのも、少子高齢化の景色なのだろうか。

 以前、高知県でお会いした病院の院長が、「忙しいばかりで全く儲からない」と言っていたのを思い出す。病院は病院なりに苦労があるようだ。そこは病床のない医院だったので、外来の応対を一日中途切れることなくやっていた。先生はいつお会いしても、しんどそうだった。その先生曰く「入院ベッドのない病院は儲からん」とのこと。「外来は薄利多売で儲からん。儲けを考えるなら、大阪辺りでたこ焼きの屋台でもやった方がよっぽど儲かる」。随分とさばけていて、楽しい方だったなと思い出す。

 コロナが終われば明るい日常が見えるのか?不安は拭えない。どうも外国人観光客に期待するしかないように思う。今のところは。