
それなりに年を重ねていくと、自分なりのモノの見方やモノゴトの考え方というものが出来てくる。そして、世の中の大体のことを知っているかのように思う。
若いときにはそういったものが出来上がっていないので(経験が足りないので)、世の中のいろいろな場面で、どうしていいか分らなくて(分らないからこそテンパって)誤った決断をしてしまうことが多かったのだろうと思う。
ぼくらがまだ若かった頃にはスマートフォンがなくて、接する情報量が今と比べると、とても少なかった。
それどころかコンプライアンスという概念もなく、不文律のようなものが圧倒的に幅をきかせていた時代だった。もちろんAIチャットなんてあるはずもない。
そんな不文律社会では、友人や先輩に相談するのが当たり前だった。だけど、相談に応える人の主観で答えは大きく異った。そして、時代の空気もあったと思う。
例えば、好きな女性に振り向いてもらえないという相談があったとして、「101回目のプロポーズ」が放映されている世の中と令和の時代では、おそらく答えは大きく異なるだろうと思う。
話が随分逸れてしまったのでもとに戻すと、年齢を重ねると、いつの間にか大体のことが分ったような気になっていくという話をしたかったのだ。だからこそ自分の知らない事に、不意に直面すると少し嬉しくなるというお話。
・・・で、今日、不意に直面した知らなかったことが「倍ハンバーガー」。
ドライブスルーで、ダブルチーズバーガーまでは要らないけど、ハンバーガーでは物足りなかったので「チーズなしのダブルバーガーってなかったんですか」と言うと「ダブルバーガーは今はもうないんですが、倍ハンバーガーというものがあります」と言う。
「じゃあそれでお願いします」と出てきたハンバーガーはダブルバーガーと同じものに見えた。
ダブルバーガーは今はもうない。そして倍ハンバーガーというモノがある。その違いはまだ分らない。
これが今日、不意に発見した、些細だけれど少し嬉しかった事なのだ。