2025年も変わらずに「稲葉浩志」として歌い続けることの大変さを想像する。
以前、このブログで稲葉さんが「稲葉浩志」であり続けることの驚きを書いてから
もう随分な時間が経っているはずだけれど、それでも当たり前のように彼は歌い続ける。
本当にプロのミュージシャンというものは恐ろしい。こんな風に十分に売れて、稼いでもなお、その個性を輝かせ続けるアーティスト達がいる。何十年もの間変わらずに。
今年の1月4日に久保田利伸のライブを観たときも、そんなことを思った。
この人達は常人ではないのだ。職業としてのプロ意識だけでは、若い頃からその個性と感性を維持し続けるのは難しいと思う。
自分が年月とともに変わっていくのに、彼らは変わらないようにみえる。
「そんなことあるわけないじゃないか。ぼくも随分と変わってきたよ」
でも、少なくとも彼らの音楽に触れている時間は、ぼくもあの頃と変わらない自分に戻れるのだということに、間違いはない。