年の瀬がいよいよ押し迫ってきたなんて書き出したくなるある日、コンビニの雑誌コーナーにあった「シティー情報おおいた」の特集は「今、熱い麺々」。ラーメンを軸にうどん、そば、ちゃんぽんまでカバーした、なかなか意欲的な特集でした。CJO(古くからの読者はこう呼ぶ)やってくれるぜ。
これを読んで「ここは行かなきゃな」というお店が、またストックされたのでした。
それはそれとして、ぼくの麺活(もちろん麺活動のことですね)は、地道にコツコツと続いているわけです。最近、行ったお店は「菊の家」さん。ここでは黒ラーメンを頂きました。基本に忠実な豚骨ラーメンに真っ黒なマー油が乗ったこのラーメンは、九州豚骨ラーメンの基準的なお味です。
次に、最近ハマっているのがベトナム料理「フォーエイティーン」さんの各種の「フォー」です。この日は牛肉、ニンニクにたっぷりのネギが乗ったフォーを頂きました。いかにも当地といった感じの香草の香りが、はるか遠くの街並みや雑踏を想起させます。ここはフォーだけじゃなくて美味しい料理が沢山あって、深掘りのしがいがありそうです。
そんな風にコツコツとお店を渡り歩いたり、開拓したりしているのですが、ぼくが今年一番行ったお店は「厳竜軒」です。以前にもこのブログに登場しているお店です。今年一番行ったというよりも、人生で一番行っているお店といった方が正しいようです。
長く変わらずに、大将と奥さんの二人で営んでいるこのお店。常連さんも多く、いつ行っても満席です。日によっては昼の12時過ぎには売り切れとなったりします。
何十年も変わらない味のラーメン。味が古くならない。もはや「厳竜軒のラーメン」という別格の味なのかもしれません。
何十年も変わらないのは味だけではなく、お代もずーっと400円。これはもう人助けのレベルだと思うんですよね。