コロナで検査を受けた日が日曜日だったので、休日当番の医院に行った。そこで陽性を告げられて薬を処方された。
その晩から体調が悪化し、身体に痛みと強い倦怠感が出てきた。激しい下痢と喉の奥から気道が苦しい感じも。
月曜日になって当初の病院に、追加で薬を出してもらおうとするが、振替の休診のようだった。仕方なく、別の病院へ行く事になる。
しかし、これが幸運だった。
新しい病院の先生は、既に処方されていた薬の一覧を見て
「コロナ陽性って言われたんでしょう?」
「はい」
「なんでこんな薬を出すのか分からない。コロナに抗生物質は効かないんですよ」
「あ、はい」
素人の僕にも抗生剤は菌には効果があるが、ウイルスには効かない事は知っていた。でも、その時は体調が悪くヨレヨレだったので、何もおもわなかった。
そんなやり取りがあってから、新しい病院からゾコーバを処方してもらった。カロナール等も。
「今ある薬は全部中止してください」と言われる。
その晩から酷い下痢は治まり、少しは食べ物が喉を通るようになる。食欲はないが。
そして、3日目のゾコーバを飲んで、少し回復を実感してきている。それで、長めの文章も書けるようになった。
で、タイトルのJAZZのことだけど。ベットでひたすら横になっているときに、ラジオやポッドキャストを聴いていた。しんどくて、難しい話は聴きたくなかったし、音楽もほとんど受け付けなかった。その時に唯一JAZZだけはコロナの苦しみの中でも聴くことが出来た。これは不思議な体験だった。ひょっとするとJAZZは最も心身に優しい音楽なのかもしれないと思った。