この曲が発売されたのは1997年だそうだ。
今思えば90年代後半は、どこか薄ら寂しい時代だったと記憶している。
当時、世の中には小室哲哉の音が溢れていた。
その頃のぼくにとって、小室の音は「そんなに親しくない友人に誘われて連れて来られた、よく分からないパーティ」のような感覚を起こさせた。
ポップで、カラフルで、みんな笑顔なんだけれど、どこか白々しいっていう感じ。
2020年代(令和)に入って、少し世の中の流れが変わってきているな、と感じている。あの、薄っぺらくて、永遠に若かった平成は少しずつ遠くになっていくのだろう。