南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

12月の憂鬱

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コロナ禍の2020年は、何かにつけて自主規制をしていたような一年だ。

まあ、若者でもないし、それなりに分別もあるように振る舞っているけど、それでも結構ストレスが蓄積されてるなーと、思うことも増えてきた。

人が集まるような所には、なるべく近寄らないようにしている。(本当は行きたいけど)

そういえば今年は映画館で映画を一本も見ていないし、ずっと行きたかったFC琉球のサッカー観戦にも行けずじまい。FC琉球の試合は、今日のホーム戦で今季は終了してしまったんだな。(小野伸二選手は出たのだろうか)

趣味のカメラ散歩をするけれど、どこか沈んで見える街中であまり撮りたいと思うものもない。街中のスナップが全てコロナ禍の記録のようになってしまう。何年か経って、風景がコロナ前のように戻って行けば、ああ、2020年の街頭の風景はこうだったね、と懐かしく思えるのかもしれないが、閑散とした国際通りを歩きながら、客の入っていないお店の店内ばかりを覗いていると、この1マイルだけでどれだけの人達が生活の不安を抱えているのだろうと案じてしまう。写真を撮る気分にもなれず、シャッターを切る回数が減ってしまうのだ。

今年流れた旅行の計画が二つ。会えるはずが会えなかった遠くの友人達との機会がいくつか。ふん、コロナめ。

今日もカメラ散歩をしたのだが、シャッターを10も押さずに歩いてばかり。良い感じの飲み屋を発見しても、ぶらりと飛び込むこともない。

ここ数週間の那覇市内は、ずっと天気が悪くてだらだらとした雨模様が多い。そんな天候も僕の気分に影響しているかもしれない。

正月の親戚の集まりも中止となった。その為にと買ったボードゲーム達も出番を失い寂しそうだ。

知っている人たちと会う。知らない人たちと出会う。人とのリアルコミュニケーションを欠くことが、こんなにも生活を味気なくさせると気付く。

そんな2020年もあとわずか。今年の年末年始を、どう楽しく過ごしてやろうかと頭をひねるこの頃なのだ。