ロックバンドはいつの時代だって若者たちのもの。
だから、大人たちが理解しようとしないようなバンドが、最もバンドらしいバンドだと思う。
若者たちも、いつか大人になって、時代のロックバンドが奏でる音を「よく分からないもの」だとつぶやくのだろうか?
でも、そんな時に、記憶の奥にしまい込んだ単純な情熱や、純粋な好奇心を、少しでも思い出させてくれる曲が良い曲だと思う。
すべての人が理解するものではなくても、誰かの心の奥に訴えかけてくるもの。
そこでこのバンドだ。
「忘れらんねえよ」は、だからこそ、好き嫌いの別れるバンドだろうと思う。