カメラを持って街を歩くのが好きだ。
それはたぶん、カメラを始めた頃に見た森山大道の古い写真集に影響を受けているからだと思う。
街にはそれぞれに表情がある。メインストーリーの煌びやかに浮かび上がるショーウインドウよりも、路地裏の人間臭さに魅力を感じる。すましたお人形のような美人よりも、いきいきとした個性に魅かれる。
森山大道の写真は、ぼくの中の何かと共鳴して何かを喚起する。
高知市の中心街を東西に走る追手筋の周辺には魅力的な路地がある。
アーケードを脇に入り、今日は路地裏めぐりをしよう。
まずは中央公園の脇の路地へ。
「WHISKY & COFFEE 木馬」は、気になるお店です。雰囲気があるでしょう?入るには少し勇気が必要ですが、ぼくの「良い店アンテナ」が、反応します。きっといい店だと思う。ぼくの「良い店アンテナ」は結構当たるんですよ。授業料も随分払いましたから。
次はおびや町小路へ。ここは串焼きの名店「関羽」のある通りです。
昼間だからやってませんが、ここの串焼きとゆでタンは絶品 です。
大将が「ジャッキーチェンの酔拳の師匠」みたいな風貌で一見の価値ありです。高知で大好きな店です。
昼間は寂しげな通りですが、洒落たバーなんかもあって夜は良いカンジなんですよ。
そして「龍馬通り 55番街」へ。
ここはまだ馴染みがない通りです。でも沢山のお店が軒を連ねているので、飲みに来てみたいです。
路地を進むとカオスな建物が現れました。「海の家」だそうです。
ごちゃごちゃなんですが、不思議な統一感もあったりして独特の存在感を放っています。今度夜に来てみよう。中に入るのは無理ですが・・。でも、怖いもの見たさもあるなあ。
どんづまり。こんなところにも龍馬さん。「ゴミの不法投棄はイカンぜよ」です。
「割烹 タマテ」は路地裏の高級割烹だそうです。通ってる整体の先生が教えてくれました。お値段は高いけどそれでも控えめだとか。
高知の名店「よこやま」方面へ。よこやまの「持ち帰りおむすび」は、呑兵衛の〆やお土産で有名です。小さなおむすびが10個入っていて、具も色々で美味しいですよ。
そうそう路地といえば、あそこもあったっけ。名もない路地。そこはいつも猫がいるんです。あえて言えば「ネコ路地」。たぶん猫たちの通り道になってるんでしょう。
今日はいるかな・・・いた!
あ、逃げた。
おーい!待ってよ!
良いヤツでした。
じゃあね。またね。
今日は結構歩いたね。
お腹も減ったし、気になってたラーメン屋によって行こうかな。