南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

長崎旅行をつらつらと③ 銅八銭のトルコライス

 

 GWの長崎旅行の写真を整理しながらブログに記録しているのですが、振り返ってみると食べ物のお話ばかりになっていますね。

 

 グルメブログみたいにするつもりも毛頭なく、(そもそもお店の情報があまり書かれていない)日記というか記録というかそんなつもりで書いています。それにしても、これだけ食べ物の話題に偏るのは、食いしん坊気質が浮かび上がっているようで情けないような気もしてくる。田中旭栄堂の栗まんじゅう。冨士男のサンドイッチ。その間にひらおの天ぷらを挟んでいる(福岡だけど)そんな流れになっているこの頃・・・。

 

 だけど、知らない街に出かけて行って普段食べ慣れないものを美味しく頂くのは、旅行の大きな楽しみということで、良しとしましょう。(強行採決)

 

 そこで今回は、長崎のご当地グルメといえばのトルコライス。これは外せません。

過去の長崎旅行でもいくつかの有名店でトルコライスを食べましたが、さて、今回はどこにしようか。長崎でトルコライスを食べることに、やや慣れてきたぼくらは事前にお店を決めることもなく、「まあ、どこかで一応食べておきたいよね、トルコライス」といった、なんとなく鷹揚な態度でトルコライスに臨んだ訳です。

 今回の宿からほど近い場所にトルコライスを出す喫茶店があるらしいと、ツマがスマホを片手に目をキラキラさせながら言う。なんでも「アンティーク喫茶」であり「昭和ロマン」なのだとか。おおお、好奇心をくすぐるワードじゃないか、とツマの提案に皆で乗ることにするのでした。

 開店15分前にお店についたら5,6組の行列が出来てました。あら、結構人気店なんですね、などと小声でつぶやく。あとで調べたらこの「銅八銭」は地元民に愛され、かつ、旅行客もこぞって訪れる立派な「人気店」でした。失礼しました。

 

 開店時間からやや遅れて、ようやく店内へ案内されます。ぼくら5人(大人4人+小学生1人)が入店すると、すぐ後ろの組は入店待ちの状態に。ギリギリセーフでした。

 開店前にご近所の常連さんという感じの老紳士が、テイクアウトの袋をたくさん車に積み込んでいったので、GWで観光客の為に入れなくなる常連さん用に開店前に調理していたんじゃないかなと思う。

 こういった地方都市のこぢんまりとしたお店は、地元民に支えられて長く営んできたのだろうから、人気店になると大事な常連さん達に提供できなくなるジレンマがあると思うのですよね。

 

 そして、お待ちかねのトルコライス(とんかつ)がやってくる!!

 そもそもトルコライスは、ピラフ、スパゲティ、とんかつがワンプレートで供されるのが基本形。ここ銅八銭のトルコライスは、カレースパイス風味のピラフに、別の味付けのスパゲティ、そしてとんかつが仲良く並び、その上にソースが(これが美味い)かけられている。因みにとんかつの代わりにコロッケ、魚フライ、クリームコロッケでも可なのだ。

 

パクリ。・・・・う・ま・い・・・(涙目)。

パクリの後はガツガツモグモグで、あっという間に完食でした。この写真で見るより、かなりボリューミーです。

 このお店、料理が美味しいのは間違いないのですが、ホスピタリティが凄すぎるのです。ぼくらが食事をしている間にも数組の来店がありましたが、店内の客を早く帰そうとするそぶりは皆無で、むしろゆっくりと寛いで味わって欲しいという接客なのです。その為に待ちきれない客達はみんな帰ってしまいます。(申し訳ない)

 目の前のお客さんを大事にする!そんな基本方針でもあるのかしら、と思いたくなるような接客。というか、お店の方々も穏やかに客が食事しているのを見て楽しんでいるかのようでした。でも、ずいぶん儲け損なっています。(本当に申し訳ない)

 

 旅行を終えて数日後に、TVでぼる塾の皆さんが銅八銭に行った模様が放映されていました。(大分は民放3チャンネルなので、随分遅れて放送されているかも)その様子を画面に見ながら、また行きたいなあとツマと語り合ったのでした。

 

 


 ところで、ぼくら(大人4人+小学生1人)は旅行の帰りの車中で「今回の旅行で食べたものの中で、美味しかったもの2つ挙げる」という遊びをよくします。そして、今回の長崎旅行で一番票を集めたのが銅八銭でした。あのトルコライスの美味しさは勿論、心地良い接客が決め手となったと、皆声を揃えたのでした。

 

 また、長崎に名店をみつけてしまいました。

 

 

 

長崎旅行をつらつらと② 珈琲 冨士男のサンドイッチ

 

長崎市を走る路面電車の電停に「思案橋」というものがある。

その名の通り、むかしここには橋が架かっていたそうだ。

その橋の向こう岸は遊郭で、この辺りをそぞろ歩きした男達が「行こうか、戻ろうか」と思案したから「思案橋」なのだとか。

 

その思案橋電停からほど近くに、珈琲 冨士男がある。

正統派の喫茶店である。そして、このお店はサンドイッチの美味い店として有名なのだ。もちろんコーヒーもとても美味い。

 

午前10時過ぎに到着すると、6組ほどの行列。やはり人気店だと納得して列に並ぶ。

30分ほどして、良い具合に空腹を感じながら入店すると、昭和モダンとでもいうような落着いた店内は満席で、客はそれぞれに食事を楽しんでいる。

 

ぼくらも早速オーダーする。ぼくはハムサンドと野菜サンドにコーヒーのセット。それとは別にフルーツサンドを一皿とって、シェアして食べることにする。ここのサンドイッチはどれも美味いが、フルーツサンドは必ず食べるべきなのだ。

ぼくはここのフルーツサンドを初めて食べたとき、今まで食べたフルーツサンドは生クリームとフルーツをパンで挟んだだけのものだったと思った。冨士男のフルーツサンドは、これぞフルーサンドといった一品だ。

 

長崎に来る度にこのお店に寄って、サンドイッチとコーヒーを楽しんでいる。もう何度目だろうか。それなりの回数かと思うが、まったく飽きる様子もない。こうやって旅行先に定番が出来るのはいいものだなあと思う。きっと、次に長崎に来たときも、ここへ来るだろうと既に確信しているのだった。

 

 

 

 

ひらおの天ぷら

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今日は福岡へ。

天ぷらのひらお本店にて、一時間待ちの行列の末、久しぶりにひらおの天ぷらにご対面。このお店はカウンターのみ(40~50人は座れるながーいカウンターです)で、揚げたての天ぷらを店員さんがトレイに入れてくれて、客は熱々を食べられるという仕組みです。

人気のイカの塩辛も変わらずの旨さで、ごはんがあっという間になくなっていきました。イカだけを別で買って帰ることも出来ます。

 

一番人気のお好み定食は、エビ、イカ、豚、野菜三点にご飯・味噌汁・イカの塩辛付き。これで1,090円です。新鮮なネタの揚げたて天ぷらが食べられるこのお店は、いつも大行列。今日の一時間待ちは短い方です。しかし、客はみんな知っています。待つだけの価値がある。

 

本店は福岡空港のすぐそば。これから飛行機に乗ると思われる旅行客グループが、ビールで乾杯しながら食べていました。天神など何店舗か展開していますので、福岡にお越しの際は試す価値大有りですよ。

長崎旅行をつらつらと。田中旭栄堂の栗饅頭

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今年のGWは二泊三日で長崎に行ってきました。長崎は行く度に良いところだなあと思います。今回もまた、あー長崎に住みたいなぁなどと思いながら過ごしていました。

 

そこでしばらくの間は、長崎旅行で特に印象に残った事を書いていきたいと思います。

今回は田中旭栄堂の栗饅頭です。今回2泊した宿の近くに偶然あった栗饅頭専門のお店で、何となくお店に入ったらこれが大当たりでした。

お店の中に入ると、どことなく漂う老舗感。お店の人に聞くと、創業明治39年だそうです。

栗饅頭はさまざまな大きさの物があり、特大はこちらがたじろぐ程の大きさです。

上の写真がその特大サイズですが、左側に500円玉を置いています。500円玉が10円玉に見えてしまいます。

 

 

この栗饅頭の中には、栗餡と一緒に栗の実がそのまま入っていて、こういうタイプはぼくは他所で見たことがありません。今まで食べた栗饅頭の中で、圧倒的な美味しさでした。そんな訳で、帰り際にこのお店に再度立ち寄り、大量購入したのでした。

 

こんなに美味しい伝統菓子を見つけて、長崎の奥深さを改めて感じました。

 

 

サンドウィッチの朝


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GWが始まりましたね。

ぼくのお休みはカレンダー通りですが、休みがあるだけありがたい。

 

月曜日をお休みにして前半4連休の皆さま、ゆっくりとリラックスしてお楽しみ下さいね。

 

ぼくは月曜日お仕事だけど、朝からサンドウィッチなどと少しだけお楽しみモードにしてみたり。

 

 

中森明菜

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人生で初めてフェスに参加した。

自分がフェスに行くなんて想像していなかった。何を持って行けば良いかも分からず、「フェス、持ち物」で検索したりした。

 

なぜ50代半ばになってフェスに行くことになったのかは、カンの良い読者は分かったかもしれないが、中森明菜が出ることになったからだ。

 

当日は朝から快晴で気温も上昇しそうだったので、きっと暑さにやられるだろうと考え、のんびりと午後からの参戦になった。お目当ての明菜は16時5分から。その前の15時からがウルフルズだったので、その時間に合わせて家を出た。

 

トータス松本を随分と久し振りに観たが、まったく変わらずに「トータス松本」だった。ロックスターのオーラを纏い、見事な歌と演奏で会場を魅了した。ウルフルズについてももっと書きたいが、今日は中森明菜なのだ。

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今回の明菜のステージは「TK LEGENDARY WORRKS」としての出演だった。

発表されているメンバーは小室哲哉、鈴木亜美、氷川きよし+KIINA、そして、中森明菜が中心となる総勢7組のアーティストによるもの。

 

鈴木亜美の「BE TOGETHER」も良かった。氷川きよし+KIINAも流石のステージだった。だけど、今回は中森明菜なのだ。

 

氷川きよしがステージを去った後の一瞬の間に、13,000人の観客で埋まった会場に期待感が満ちるのが分かった。ぼくは、明菜が本当にステージに現れるのか最後まで信じられないような不安があった。この十数年の彼女を心配しながら見守っていた。

 

ぼくが生の中森明菜に会うのは二度目だ。一度目は中学二年の時だった。

サッカー部のチームメイトの長谷川くんに「凄い新人がデビューした。その娘が今度パルコで握手会をするから行かないか」と熱を込めて誘われたのだ。あまり気乗りもせずに連れて行かれたようなものだった。

パルコの(当時大分市にはパルコがあった)小さな会議室のようなスペースに集まったのは50人もいなかったと思う。入り口でシングルレコードを買わされた。出たばかりの「少女A」だった。まだ、全く売れていない曲だった。ぼくは長谷川くんに700円を借りてレコードを買った。(全く気乗りがしていなかったのでお金を持ってきていなかった)

 

殺風景な会議室のような場所に集められた少年達は、大人の音頭でかけ声の練習を何度もさせられた。「L・O・V・E ちょっとエッチなミルキーAKINA~」こんなフレーズを何度もやった。当時の明菜のキャッチフレーズは「ちょっとエッチなミルキー娘」だった。

 

田舎の少年達の練習の甲斐も出た頃に、司会の大人(おじさん)が声を張った。「それでは中森明菜ちゃんの登場でーす!!」

狭い会場の前方右のドアから、可愛らしい女の子がはずかしそうな笑顔を浮かべて入ってきた。有名になった後もよく見せた「恥ずかしそうなあの笑顔」だ。オーバーオールのジーンズ姿にポニーテイルだったと記憶する。

 

彼女は小さな木の台の上で「少女A」を歌い、ぼくらは練習の成果をその曲に合わせてコールした。その後に握手会が行われて、ぼくは中森明菜と対峙した。

その手は2日は洗わなかったはずだ。

 

明菜はこの後、宮崎に移動し当地で少女Aのキャンペーンを行うと司会の大人(おじさん)が言った。会場のリーゼントの兄ちゃんが「だったら俺のバイクのケツに乗ってけば良いよ。送っていくぜ」と明菜に呼びかけた。まだ、そんな事が言えるような無名に近い少女は、また、「あの笑顔」で笑って見せた。

帰り道で長谷川くんは満足そうな顔で言った。「少女Aよりも、スローモーションの方が良い曲なんやけどなあ」

 

それから間もなくテレビのザ・ベストテンで「少女A」は初登場した。そして、あっという間に明菜はベストテン1位の常連となり、その後の活躍はご存知の通りだ。あの恥ずかしそうな笑顔の少女は天高く舞い飛上がり、歌姫として時代に降臨した。

 

1989年のスキャンダルから、長く曲がりくねった道が続いた。

90年代になると、時代は歌謡曲を軽んじるようになったようにみえた。社会人になったぼくも歌謡曲を聴かなくなっていった。

そして、昭和最後の歌姫も、時代や色々なものに巻き込まれ飲み込まれて、輝きを失っていったように見えた。

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2025年4月19日。ジゴロックのステージの右袖から彼女が現れた。

7月に還暦を迎えるという彼女は、年相応に年齢を重ねていた。ぼくは彼女と誕生月が同じだったことを思い出した。そして、そのことを喜んだ高校生の自分を思い出した。

 

ぼくは泣いていた。別に中森明菜の熱烈なファンだったわけじゃない。でも、彼女が視界に入り、会場が沸き立つ中で勝手に涙が流れていた。

周りには同年代の観客が多くいた。目を真っ赤にしているご婦人がいる。帽子のおじさんはタオルで目を拭っていた。多くの人たちが泣いていた。

ステージに向かって、女性の声が叫んでいた。「明菜ちゃん、ありがとうー。ありがとうー。ありがとうー」彼女の声も涙声だったと思う。

ぼくも心で同じ事を叫んだ。そして、知らない女性の声に「ぼくの分まで、もっと有り難うって言ってくれ」と思った。

 

時代の波

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大分が世界に(?)誇るファミリーレストラン「ジョイフル」。

お値段も安く、それでいて味もボリュームも充分でなので、いつ行ってもお客さんが多いのです。

久し振りに行ってみると、電子音のメロディを響かせながらやって来たのはコイツ。

いつの間にやら、ジョイフルにも配膳ロボが導入されてました。

 

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やって来たのはツインハンバーグ、799円(税別)なり。このご時世でハンバーグ2つがこのお値段とは、さすがジョイフルです。最近は炭水化物を控えているので、これはハンバーグのみのご注文。ライスは別で262円です。

どこも人手不足で大変なようです。いずれは調理するのもロボット、配膳するのも勿論ロボット、お会計はセルフ精算という風になりそう。と、いうかそんな世界がすぐそこまで来ている気がします。

 

人間がいる店舗は贅沢品の高価格帯メニューばかりになったりしそう。ひと昔前の当たり前が、最早、贅沢なサービスになんですね。

 

肝心のハンバーグは、いつも通りに美味しいお味で大満足でした。