南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

私的不定期名曲選『この曲もえーやん!』㉚  Born to Run / Bruce Springsteen


Bruce Springsteen - Born to Run (Official Video)

 

アメリカの議会に暴徒が乱入する映像は、巨大な豪華客船が氷山を背景に大きく傾いてゆくイメージを想起させた。

ナンセンスで悪質なコントのようにも見えるその光景は、アメリカのまさに今だ。

 

アメリカは老いてしまい、夢を見る事を忘れてしまったのだろうか。

 

気晴らしに食べると太るよ

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那覇市の国際通りに程近い、久茂地にある「喫茶くりすたる」は、デカ盛りの定食で有名なお店です。

最近の那覇市は、ずっとずっと雨模様が続いていて、さすがにうんざりしてきたので、デカ盛りランチで気分をアゲようとやって来ました。

 

写真はAランチ850円です。写真だと分かりにくいですが、味噌汁のお椀は普通サイズですので、ごはんやおかずと比べてもらうと、その大きさが分かるでしょうか。


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トンカツ、魚フライにベーコンエッグ。そして山盛りのサラダです。


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このお店には、古いマンガが沢山置いてあります。森田まさのりのルーキーズ。初めて読みますが、型破りの熱血教師と不良たちの物語は面白い。20年以上前の作品だと思いますが、まだその頃は時代に熱があったのだなあと思います。

 

くりすたるのランチと古いマンガに満たされて、このもやもやした毎日を乗り越えていきます。

ふと、窓の外を見ると、空一面の曇り空にぽっかり空いた穴から、光の柱が降りていました。何だか神々しくもあります。この日常に一筋の光が差し込むというようになれば良いですね。


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じっくりコトコトの時間は贅沢

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沖縄には美味しいローストチキンのお店が沢山あります。『秘密のケンミンショー』で紹介されたブエノチキンは超有名店ですが、それ以外にも有名無名問わず、多くのお店が美味しいローストチキンを提供しています。

 

大晦日の日にスーパーマーケット『jimmy(ジミー)』で一羽丸々のローストチキンを買ってきて食べました。沖縄では、おめでたい日にチキンを食べると聞いたような気がします。

 

ガーリックの効いたローストチキンは、それはもう間違いなく美味しいのですが、食べ終わった後の身のついた鶏の骨(ガラ)とニンジン玉ねぎを、お鍋でじっくり煮込んでスープを作ります。

 

3時間ほど煮込んで一晩寝かし、翌日更に1時間ほど煮込みます。すると鶏のガラはスープに殆ど溶けてしまい、濃厚な風味のスープが出来上がります。そこにジャワカレーを突入して出来上がったのが写真のカレーです。奥武島の天ぷらやさんで買ってきたメンチカツを乗せて出来上がり。これは旨い。ローストチキンは2度楽しめるのです。

 

おせちも良いけどカレーもね。昭和な人には分かるはず。そろそろ通常営業に切り替えましょうかね。

 

 

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SAVE IT FOR A SUNNY DAY

コロナ禍が明けた後の新しい日のために、今ある夢や計画を大事にしておこう、という佐野元春からのメッセージ。

 

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「だるまの目はいつ入れる?」

願いを込めて左目を入れて、願いが叶ったら右目を入れるそうです。年初に左目を入れて、年末に右目を入れる入れ方もあると、どこかで聞いた気もします。

 

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「忙しさから逃れて自分に戻る」

今年、人生の先輩であり、年上の友人(本当は友人というのは失礼かもしれない)であった方がお亡くなりになった。夏前に葉書を頂いていてお元気そうだったので、大変に驚き、ショックだった。書こうとして書けなかった奥様への手紙を書いた。思い出が甦り胸が熱くなった。

 

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「おいしいクッキー」

今年みつけた美味しいもののひとつに「喫茶マロニエのクッキー」がある。宜野湾市にあるお店の自家製クッキーと紅茶があれば、いつでも幸せになれる。

 

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「沖縄あるある」

沖縄の人は少々の雨では傘をささない。傘を持っていてもである。この12月の那覇市内はずっと雨模様の日が続いた。もういい加減うんざりした頃に、2日ばかり晴れの日が続いたと思ったら、今日も雨だ。

 

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「街角の風景」

今年の大晦日は人通りもまばら。

 

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「商店街」

コロナ禍のせいか商店街も人は少ない。ここらの子供たちだろうか。のびのびと遊んでいる。ほっとする光景。

 

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「商店街をぬけて」

商店街を抜けると、また雨が降り出した。今年は最後まですっきりとしない。

 

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「満面の笑み」

満面の笑みを浮かべた不思議なシーサーが道の傍らに。シーサーの大笑いでコロナも吹き飛ばして欲しい。

 

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今年もこのブログにお付き合い頂き、有難うございました。

皆さまにとって、来年が良い一年になりますように。

街の記憶17

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5年使ってきたGRを地面に落として壊してしまった。

実は、地面に落としたのは2度目。前回は保証期間だったので、無償で修理できた。

今回は、保証期間外なのは仕方がないとして、修理対応機種外になっていたので困った。

それでも、いろいろ調べていると、宅急便が無償でカメラを取りに来てくれて、修理の見積までは無料というサービスがあるらしい。RICOHイメージングやるじゃないか。

見積もりを依頼して数日で電話がかかってきた。部品代と修理費用で5万円を超えるという。さすがにちょっとそれはないな。

見積もり代1000円ちょっとを支払い、GRを送り返してもらう。これも送料は無料。

 

さて、困った。ぼくの写真は街のスナップが中心で、それにはGRがぴったりだった。片手に収まり、ポケットにも忍ばせる事が出来るコンパクトなカメラ。

 

ぼくの写真はGRから始まった。この小さくてよく写るカメラのお陰で、カメラを手に出かける機会が多く、自然と撮影枚数が増えた。下手な写真も数をこなせば、何枚かは良いものも混じるだろうといったスタンスで街を歩いた。

最初のカメラがGRで本当に良かったと思う。

 

そして、今回GRⅢが我が家にやって来た。撮れる画は、GRよりもキリッとシャープだ。反省も込めて、手首に巻くストラップをつけて、また、街を歩こうと思う。

 

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12月の憂鬱

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コロナ禍の2020年は、何かにつけて自主規制をしていたような一年だ。

まあ、若者でもないし、それなりに分別もあるように振る舞っているけど、それでも結構ストレスが蓄積されてるなーと、思うことも増えてきた。

人が集まるような所には、なるべく近寄らないようにしている。(本当は行きたいけど)

そういえば今年は映画館で映画を一本も見ていないし、ずっと行きたかったFC琉球のサッカー観戦にも行けずじまい。FC琉球の試合は、今日のホーム戦で今季は終了してしまったんだな。(小野伸二選手は出たのだろうか)

趣味のカメラ散歩をするけれど、どこか沈んで見える街中であまり撮りたいと思うものもない。街中のスナップが全てコロナ禍の記録のようになってしまう。何年か経って、風景がコロナ前のように戻って行けば、ああ、2020年の街頭の風景はこうだったね、と懐かしく思えるのかもしれないが、閑散とした国際通りを歩きながら、客の入っていないお店の店内ばかりを覗いていると、この1マイルだけでどれだけの人達が生活の不安を抱えているのだろうと案じてしまう。写真を撮る気分にもなれず、シャッターを切る回数が減ってしまうのだ。

今年流れた旅行の計画が二つ。会えるはずが会えなかった遠くの友人達との機会がいくつか。ふん、コロナめ。

今日もカメラ散歩をしたのだが、シャッターを10も押さずに歩いてばかり。良い感じの飲み屋を発見しても、ぶらりと飛び込むこともない。

ここ数週間の那覇市内は、ずっと天気が悪くてだらだらとした雨模様が多い。そんな天候も僕の気分に影響しているかもしれない。

正月の親戚の集まりも中止となった。その為にと買ったボードゲーム達も出番を失い寂しそうだ。

知っている人たちと会う。知らない人たちと出会う。人とのリアルコミュニケーションを欠くことが、こんなにも生活を味気なくさせると気付く。

そんな2020年もあとわずか。今年の年末年始を、どう楽しく過ごしてやろうかと頭をひねるこの頃なのだ。