南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

私的不定期名曲選『この曲もえーやん!』㉔ 栄光の男 / サザンオールスターズ


サザンオールスターズ – 栄光の男(Full ver.)

 

桑田佳祐という人は、人間の心の機微がよく分かる人だろう。

桑田佳祐という人は、世の中の風音がよく聞こえる人だろう。

 

若い頃、サザンオールスターズの曲がとても好きだったのに、聴けなくなったのはいつ頃からだろう。

 

かつてのサザンは、稲村ケ崎や海の匂いがした。サザンの曲から海の匂いがしなくなって久しいように思う。

実は、もう随分昔から海を離れて、東京の路地裏や雑踏を歌った曲はあったのだ。「世に万葉の花が咲くなり」の頃がターニングポイントだったか。記憶は曖昧だ。

 

「栄光の男」は、裏寂れた路地裏の歌だ。桑田が歌う「おじさんフォーク」は、海と恋を歌うサザンとかけ離れているようでいて、いつものサザンオールスターズと同じように「心の機微のその奥」を突いてくる。

 

桑田佳祐は「愛すべき、ずるい人」だ。

 

 

家での楽しみ

家に居ることが多くなった生活に、少しずつ慣れてきたような気がします。

自粛生活を楽しむには、コロナの影響で先々の見通しがつきにくい中で、比較的お金のかからない楽しみの方が良いですね。

ところで、Amazon prime会員について、恥ずかしながら、つい最近まで映画やドラマが見放題だということを知りませんでした。この自粛生活にぴったりのサービスなんですね。

早速、大好きだったドラマを一気に見ます。

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このドラマのなんとも言えない世界観が好きです。癖になるんですね。リアルタイムで見た時も、最終回で???となりましたが、今回も一気に見終わって再び???となりました。どう解釈すべきかを試されているような作品です。


熱海の捜査官を見終わって、次に見たのがこちら。

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時効警察の方が、分かりやすくて楽しめますね。これを書いてて気がつきましたが、ぼくは意外とオダギリジョーのファンかもしれない。


本を読む時間も増えました。『貧乏だけど贅沢』は、沢木耕太郎の対談集です。いろいろな人との対談が出ています。俳優、ミュージシャン、作家、学者等々……。

基本的には「旅」が対談のテーマになっています。対談相手によって、固い文章になったり、柔らかい文章になったりして、読み応えがあります。高倉健との対談なんかは、俳優の意外な一面を知れたりして興味深いものでした。

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もう一冊は曽野綾子のエッセイ。この人の本を読むのは初めてだったんだけど、とても面白い人なんですね。この本を読んで思うのは、やはり戦争を潜り抜けてきた人の言葉は強いということ。国に助けて貰おうなんて思うのが間違いで、常に自分で生きてゆけるように備えておくのは当たり前、そんな意味の事が書かれています。敗戦後、国には勿論、誰も助けてなんかくれなかったという、作者の強烈な体験がそこにはあるのだと思います。人生の先輩からのちょっとしたアドバイスを頂いたような、有り難く温かな気持ちになりました。

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コロナのせいで生活がガラッと変わってしまいましたが、そのお陰でのんびりと見たり読んだりの時間が持てました。とはいえ、感染拡大の状況や、経済的な打撃の深刻さを思えば、やはり早く通常の生活に戻ってほしいものです。

花の鮮やかさ

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国際通りの入り口に鎮座するシーサーもマスクを着用していました。

その背景にはシャッターを下ろしたお店の並びが、ずっと奥まで続きます。

観光客の姿はというか、歩いている人の姿が殆ど見えず、シャッターを上げた数少ない店の前で、呼び込みの人がお手上げといった表情で佇んでいます。

ドラッグストアで用事を済ませて、家に戻ろうとする歩道の脇に、赤い花々が鮮やかに咲き誇っていました。そして、そこだけがいつもの那覇の光景なのでした。

 

 

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疫病に睨みを利かすシーサー

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国際通りがシャッター街のようになっている。

そんな中でもシーサーは、厳として変わらない。街を守っている。

静かな通りを見て「昔の国際通りみたいだねえ」と地元のおばあが言う。

沖縄は、何度も苦境をくぐり抜けている。そんな逞しさがある。

今回だって負けるものかと、シーサーが唸るのが聞こえたような気がした。

私的不定期名曲選『この曲もえーやん!』㉓ 東京は夜の7時 / PIZZICATO FIVE


PIZZICATO FIVE / 東京は夜の七時

 

外に出ることを控えている日々が続く

人と人の距離が遠い日々だ

東京が、日本が、世界中の街がまた賑やかに

そして、会いたい人にすぐに会いに行けるような

そんな普通の日々に 早く戻れますように

 

村長の帰還

家で過ごす時間が増えています。

 

そんな時には、今までやろうとして後回しになっていた事柄にのんびりと手をつけたりしています。

 

具体的には、FPの資格更新の為の講座の受講だったり、投資のスキルの本を読む事だったり、春からの、この一年間の様々な目標を考えてみたりしています。

 

実は、結構な手帳マニアでして、その延長で目標管理やスケジューリングなどをやることが楽しいタイプです。2020年は目的別に、4冊の手帳を同時進行で使っています。

①日々の仕事用、②いろいろな目標を管理するためのもの、③新しいアイディアや戦略を考えるためのもの、④日記とメモの為のもの、の4冊です。それらを眺めながら、いろんな事を考えたり(空想)するのは楽しいものです。

 

不要不急の外出を減らしてみれば、少し気分的にゆとりが出来ていて、いつもの追われている感じが無くなって来ました。一方で、新型コロナウイルス関連の情報は、緊張感を持って眺めています。でも、こうして家に籠っていると、TVや、SNSや、ネット上でのコロナ関連情報に触れすぎてしまうようで、段々と信頼できるもの以外は見ないようになりました。

 

気晴らしに、仕舞い込んでいたニンテンドー3DSを引っ張り出してきて、久し振りに「どうぶつの森」をやりました。巷ではニンテンドーswitchの方が売れているそうですが、今のぼくには3DSで充分です。

 

役場のしずえさんが懐かしいー感じです。どうやら3年間ほど電源を入れてなかったようです。村民のアントニオが、まだ村にいてくれて少し嬉しかったです。

 

そんなこんなで、生活が少し変わりつつあるこの頃です。

 

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