九州からのお客様のおもてなしで、沖縄観光中です。
本島北部までクルマで走りました。美ら海水族館に初めて行ったけど、とっても良かったのです。詳しくはまたゆっくりと書きたいと思います。
高知の事を思い出す
11月も半ばを過ぎたというのに、今日の那覇市の最高気温は27度でした。今年の8月に沖縄にやって来て、沖縄の秋冬を初めて体験するわけですが、気温や湿度など、ここ最近が一番過ごしやすいです。
那覇市の10月11月はイベントが多くて、お出かけ先には事欠きません。今日は「離島フェスタ」という催しが沖縄セルラースタジアムで行われました。沖縄の離島の名産品が一堂に集まっていて、見る物みんな珍しくてとても楽しめました。そんな沖縄生活一年目を過ごしています。
ツイッターを眺めていると、『龍馬生誕祭2019』が行われたとの投稿を見つけました。ああ、もうそんな季節かあ、と気付かされながら、高知市上町の『龍馬が生まれた町記念館』の事を思い出したりしています。
そういえば、高知に住んでいた時に、この『龍馬が生まれた町記念館』の事をブログに書こうと思い、館内をカメラでパシャパシャ撮りながらメモを取っていたら「取材ですか?」と職員の方に声をかけられた事がありました。結局、その時の写真とメモはそのままになっていて、記事はお蔵入りとなってしまいました。機会があればブログに載せたいと思ったりもします。実は高知のお蔵入り記事が結構あるんですよね。
11月も半ばを過ぎれば、高知では寒い日も増えてきます。「冷ようなった、冷ようなった(ひようなった=寒くなった)」と、土佐弁で独り言を言う、近所に住んでいたおばあちゃんを思い出します。お元気かな。
今週は東京出張もあるし、週末には親戚が沖縄に遊びにやって来るし、忙しくなりそうです。さあ、頑張りますよん。
結局、観たんですよね「JOKER」
結局、観たんですよ。JOKERを。
観たのは3週間ほど前の事になるんですけど、ブログに書かずにいました。あまり書きたい映画でもなかったんですよね。
随分と前評判が高かったですし、TVの映画番組で「ダークナイト」を見た後でもあったので、テンションも上がってたんでしょう。ぼくも。
でも、実際に「JOKER」を観てみて、正直、そんなに面白い映画だとは思わなかったんですよね。
アメリカ社会を風刺しようとした映画だと思うんですが、バットマンの「JOKER」というモチーフを使わなければ、お話としてはとても地味な映画だと思うんです。ただ、映像はとてもスタイリッシュでした。売れる映画の映像ってこういう感じなんだなあ、と思いました。
最近、車を走らせている時に、カーラジオから「ホワイトルーム」が流れて来て「やっぱ、良い曲だなあ」と思ったんですが、この映画のせいだったんですね。映像と音楽はとてもお洒落でした。
映画を観終わって、何となく元気が無くなってしまいました。この映画を高く評価している人も多いと思いますが、ぼくは単純に見終わった後に「元気が出る」ものや「幸福感に包まれる」映画の方がやっぱり好きだなあと思いました。お金を出してわざわざシアターで観るのであれば。
そんな事を書いていながら、自分の好きな映画リストの上位に「ゴットファーザー」シリーズがあったりするんですけどね。この前、「世界の涯ての鼓動」を観たばかりで、なんか最近映画づいてきてるなあ。
「JOKER」の事を書くつもりもなかったのに書いてしまったのは、今週の記事をこの時間まで書けなかったからなんですよね。何かネタあったっけと思いながらキーを打っていたら、こんな風になってしまいましたとさ。
おしまい。
「沖縄の産業まつり」で沖縄の奥深さに触れる
観光で訪れただけでは分からない「その土地の魅力」というものがあります。その土地の名産品だったり、土地ならではの料理だったり等々を発見するのは、転勤族の楽しみの一つでもあります。
そんな地元の名品が一堂に集まるイベントが、那覇市の奥武山公園で10月25日から3日間にわたり行われました。その名も「沖縄の産業まつり」です。どストレートなネーミングですが、この「沖縄の産業まつり」は、凄いんです。
正直、ぼくはあんまり興味はなかったんですけど、ツマが「面白いらしいよ」と言い張るので行くことになりました。結果、「行って正解!」のイベントだったんです。我が家では「ツマ案件に外れなし」というジンクスがあったりするのです。
そんなツマがどうしても行きたかったブースがこちら沖縄鋳鉄工業さんのブースです。
この沖縄鋳鉄工業さんは、「ご当地マンホール」を発明した会社なのです。「ご当地マンホール」もしくは「デザインマンホール」とも言いますが、その土地にゆかりのものを刻んだマンホールの蓋ってありますでしょう?あれの事です。
1972年に本土復帰した沖縄には、本土から県外製品が大量に流入してきました。地元沖縄の企業は、それに対抗しなければならなかったのです。生き残りをかけた沖縄鋳鉄工業さんは、市役所と相談して「デザインマンホール」を生み出しました。ここ那覇市は「ご当地マンホール」発祥の地でもあるのでした。
この沖縄鋳鉄工業さんのブースでは、沖縄県のご当地マンホールのデザインを用いた缶バッジを作ってもらえます。しかも無料で!
ただし、作ってもらえるのは輪投げに成功した人だけです。まあ、誰でも成功するのですが。
デザインを選んで、機械に缶バッジの部品を入れてガッチャンコすれば・・・
どうです素敵でしょう?ぼくは那覇市。ツマは沖縄市のデザインのものにしました。良い記念になりますよね。
ご当地マンホールと沖縄鋳鉄工業さんの詳しい事はこちらの
「さんち~工芸と探訪~」というWEBの記事をご覧ください。凄い会社なんですよ。
当面の目的を完了した我々でしたが、美味しそうな県産品のブースがずらりと並び、多くの人が行き交うお祭り雰囲気に財布のひもが緩みっぱなし。食べ歩きを堪能しました。
一日に5万人が訪れるという「沖縄の産業まつり」。沖縄地場産業の奥深さを思い知らされるのでした。
会場へは、ゆいレール「奥武山公園駅」から徒歩ですぐです。とっぷりと日も暮れて、向こうに沖縄セルラースタジアムの灯が煌々と灯っていました。
沖縄に来て3ヶ月。ようやく少しずつ沖縄生活が身に馴染んできたように思います。どうやら、沖縄良いところだあ。
沖縄に来て2カ月半で食べたものを並べる
毎週ブログを更新するのは大変ですね。もっと頻繁に記事をあげている方を本当に尊敬します。
忙しい日々が続き、書きたい事はあるんですが記事にまとめられない時もあります。今日のように。
そこで手抜き記事の登場です。
えー、沖縄にやって来て2カ月半になりますが、その間食べた物をずらっと並べます。
こうやって写真を見てると「あー美味かったなあ」と思い出しお腹が空いてきます。中には、きちんと記事にして紹介したいお店もありますが・・・・。また機会があればという事で。
那覇市を中心に。それでは、ずらりと。
沖縄に初上陸した日に、那覇空港で食べた「ぽーたまおにぎり」
ポークハムとふわふわ玉子焼き=ぽーたま。ここから始まった
沖縄初日の夕食。みの家の「沖縄そばとじゅーしーのセット」
「じゅーしー」というものを初めて知った
ボリュームに圧倒された「まんじゅまいの五目そば」
本当に凄いんだから
まだ家が決まらずホテル住まいの頃。「紅虎餃子房で餃子とビール」
かつ吉の「カツ丼」
安くて美味い
A&Wの「メルティバーガーとルートビアとカーリーフライのセット」
ルートビアが好きなんです。ルートビア知ってます?
縦横、変に写っている「市役所食堂のぽーたま定食」
ベトナム料理「BAO BAOのフォー」
ここはベトナム人だらけのお店で外国にいる気分。美味しいよ
美味しいラーメン!!「新里の鶏そば」
いつか記事にしたい
沖縄料理、匠の逸品!「まんじゅまいの てびち煮」
このブログで紹介済み「ゴカルナのバターチキンカレー」
沖縄に来る前から知っていて食べたかった「ブエノチキンの鶏の丸焼き」
ここもいつか記事にしたい
夜の繁華街に佇む「二丁目そばの沖縄そば」
東京の「富士そば」のような感じのお店
宮古島出張の時に宮古島空港で食べた「宮古そば」
島とうがらしが辛かった!
那覇空港「空港食堂のてびちそば」
とん足の乗った沖縄そばです。贅沢なそば
「ぬーじーぼんぼんZのハンバーグセット」
ここもいつか記事にしたい旨さです。
当地の言葉で「ぬーじー=虹」「ぼんぼん=てんとう虫」の意味らしいです。
食べるという事は、その人の歴史のようかもしれないですね。
ところで、この記事が手抜きと言えるほど、通常の記事が充実しているわけでもなく。それなりに本人は頑張って書いてるんですが・・・。
おしまい
那覇大綱挽(なは おおづなひき)を知っていますか?
日本三大祭というのは、京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」、東京の「神田祭」の三つを指して呼ぶらしいですね。ものを知らないぼくは、ああ、そうなんだあと思うばかりです。
いちおう九州人のぼくは、博多祇園山笠は入ってないの?あんなに人が集まるのに、と思ってしまいます。きっと、大きなお祭りの多い東北の人は、東北のお祭りを思い浮かべて同じことを思うでしょうね。
転勤族のぼくは縁もゆかりもない土地を転々と暮らしてきましたが、その土地に行って初めて知るお祭りというものが、意外と多いものです。
その土地では伝統的な祭りで、毎年の街をあげての一大行事なのに、県境を越えると他県にはほとんど知られていないお祭りがあったりします。
熊本に住んでいた時に知った「藤崎宮の馬追い祭り」などはその典型です。飾り馬を何十頭もの大行列で、中心街を一日中行進するというものです。馬に酒を飲ませて暴れさせたりするとかで、なかなか激しいお祭りでした。昔は、祭りの終わりには馬を潰して食べていたとか。馬刺しの国ですもんねえ、熊本は。
当時から動物虐待という人もいたそうですから、今もそんな感じで行われているかは分かりません。また観に行ってみたいお祭りです。馬刺しも食べたいなあ。
熊本の話はこの辺で止めまして、今回は沖縄県は那覇市のお祭り「那覇大綱挽(おおつなひき)」のお話です。
このお祭りは綱引きなんです。東と西に分かれてシンプルに綱引きを行うんです。なーんだそんな事か!という声が聞こえてきそうですが、そこはお客さん、見ていって下さい。損はさせませんよってなもんで、大綱なんですよ。とにかく大きんです。
どれくらい大きいかというと、こんな感じです。
ねえ、なかなかのもんでしょう?ここに写っているのは西方の半分ですよ。東方がおんなじだけ反対側に横たわっています。
そもそもここは沖縄県内を南北に結ぶ幹線道路の国道58号です。通称「ごっぱち」地元の人はそう呼ぶようです。
その幹線道路の中央分離帯を取り外して、綱引きの会場にしているんです。お客さん、聴き間違いじゃありませんよ。ここの中央分離帯は取り外し出来るように作られているんです。それだけでもこの綱引きがただの綱引きじゃないって分かるでしょう?
重量40トンを超えるこの大綱を引き合うっていうんですから、それは壮観です。え、そんな重たい綱が動くのかって?ええ、動きますとも。なにせ綱引きには27万人の人が参加したっていうんですから。
いきなり綱引きは始まりません。まずは旗頭(はたがしら)と呼ばれる男衆が、大きな幟を掲げて勇壮に現れます。この幡は腰に巻きつけた帯に柱を乗せて、人が抱えているんです。すごいよね。
那覇市のこの辺りは、普段から風がよく吹き抜ける場所ですから、幡が風に煽られて大きく傾くことがあります。そんな倒れそうになった幡を、周りの男たちが小さな「さすまた」のような棒で支えます。
旗頭が練り歩く間に、銅鑼を打ち鳴らす音や、爆竹が爆ぜる甲高い破裂音が鳴り響きます。この辺りは何だかアジアチックなんです。
この大綱挽は、昔は薩摩や中国大陸からの要人をもてなす為に行われていたとか。やっぱり沖縄は、歴史的にも日本とアジアを繋ぐ場所なんですね。この後、沖縄空手の演舞なんかもあって、琉球文化を堪能しました。
この大綱挽で特徴的なのが、場所柄、外国人の参加者がとても多いという事です。観光客もいますが、やっぱり米軍関係者が沢山やって来ます。
外国の人たちも、本当にこの祭りを楽しんでいます。綱引きというシンプルさも彼らにはウケているんじゃないかな。
運営側にも米軍基地関係の人たちもいるようで、いろんなものが混然一体となってこの祭りの大きなエネルギーを生み出しているようです。
まあ、外国の人たちは明るい。彼らを見ていると、人生の楽しみ方が上手いなあと思わされます。
重さ40トン以上の大綱ですが、実際に引手たちが引くのは、大綱から枝分かれした「手綱」の方です。そりゃそうですね。あんな大きい綱じゃ引けません。手綱が回って来て、いよいよ始まります。
録画しておいたTVの画面で見ると、やっぱりすごい人出ですね。
「はーいや!はーいや!」の掛け声で引きます。
一進一退で続いていた綱引きでしたが、突然、大綱が片方に大きく動き始めました。そして勝敗は・・・
・・・と、思われたのですが。
綱が切れた為に引き分けだそうです。そんな事滅多にないそうですが。
参加者たちは、勝敗はむしろ関係ない感じで、みな一斉に綱に群がります。大綱によじ登り大騒ぎする者たちも。綱引きに参加していなかった観客も、勝敗がつくと大綱に群がり始めます。そして、彼らの手に握られているのはノコギリ!
何をしているかというと、綱引きの綱を切って、みんな持って帰るのです。この大綱は縁起ものだそうで、これを持って帰り家に飾ると、厄除けになると言われています。
みんな、綱を手にして嬉しそうですね。大きな綱を抱えている強者が沢山いましたが、ぼくは控えめに小さめの綱を二本持って帰りました。
旗頭の人たちも徐々に片付け始め、大綱挽はおしまいのようです。
那覇大綱挽。ここに来なければ知らなかったお祭りでした。いや、でもスゴイ熱気でした。
おしまい。
私的不定期名曲選⑲「この曲もえーやん!」/ Batdance(Prince)
多くの人が納得できる物の考え方をする人達が、世の中を動かしているとして、それはとても安心できることだし、他者からの協力も取り付けやすいのだろう。
その納得の基準となるものが、利益だったり力だったりすると、多くの人たちが群がってくる。そのような世の中だとしたら、それは誰でも思いつきそうなゲームだ。
そんなゲームは人間の本能を刺激するし、誰もが多少なりとも引き付けられるだろうけども、そんなゲームに少し疲れたり飽きたり憎んだりする者も少なくはないのだろうと思う。多くの人が思い付くゲームは退屈だ。
飽き飽きした世の中を、魅力的な何かに変えてくれそうな期待を持たせてくれる誰かを(もしくは自分を)、人は心の底で求めているのかもしれない。
「JOKER」という映画が大ヒットしているというニュースを見て、そんな事を取り留めもなく考えた。ぼくは見ていないので、とんだ的外れかも知れないけど。
ところで、話はかわるけど、プリンスの曲はとてもいい。狭い世界を広げてくれる。昨日までとは違う明日を作ろうとしているように思う。この天才アーティストの作品はどれも、既存の社会の枠組みをひょいと飛び越えて、どこまでも広がってゆくようだ。伸びやかな想像力とともに。
「JOKER」も気になるけれど、ぼくはこのプリンスの曲が流れていた頃のバットマン映画の方が好きかもしれない。