南風通信

みなみかぜつうしん あちこち 風のように

新しい街で美味いカレーに出会う

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転勤をするということは、当たり前の事だけれども、新しい街に暮らすということです。

仕事も生活も全く環境が変わってしまうというのは、とても刺激的です。でも、それは裏返せばストレスフルということかもしれません。

そんな風に全てが大きく変わってしまうことを、刺激的と取るかストレスと取るかは、好奇心の大きさが左右するように思います。

簡単に言えば、変化を楽しめるかどうかという事なのかな、と思います。楽しむ事が大事です。

で、僕とツマの大きな楽しみの1つは、美味しいお店を見つけること。

まだ、家の中の段ボールが開かれていないにも関わらず、美味しそうなお店を見つけると、二人していそいそと出掛けてしまいます。

そうして美味しいカレー屋さんを見つけたので、今日は、その事を書きますね。

店名は『ゴカルナ』といいます。沖縄県庁のすぐそばにあります。

 


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開店前からお店の前を『まだか、まだか』とウロウロして、開店と同時に着席。朝ごはん抜きで腹減りなのです。

まずやって来たのは『サラダ』。銀色の器に取っ手が付いていてちょっとかわいい感じです。

 

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そして、本命の『バターチキンカレー』がやってきます。

 

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店頭に『ジャパンオリジナル』と書いてありますが、このカレーは最近流行りの『スパイスカレー』なんです。

お店に入って、テーブルに付いたときからスパイスの香りが漂ってきていて、それだけで僕とツマは『何だか少し元気が出てきたね』と言い合いました。そして、いよいよカレーを一口。細かく砕いたスパイスがザクザク入っている感じ。その香りが鼻孔を抜けると、額に汗が浮かびます。それなのにそんなに辛くない。

このカレーは不思議で美味いカレーなのです。辛くないのに汗が吹き出てくる。そして、様々なものが溶け込んだルーのまろやかな旨味。たまらん。チキンも柔らかく美味。

僕もツマもこの1、2週間の引っ越しやもろもろで、かなり疲れていたのです。だけど、ここのカレーを食べたら元気が出た!

『あー美味いねー

『何だか元気が出るねー』

そう囁きながら、僕らは一気に食べてしまいました。

僕は、その途中、恍惚とした意識の中で『ああ、このカレールーをずっと啜っていたい。なんなら点滴の様に上から吊るして、横たわって口にチューブを咥えたい』そう思いました。

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開店待ちをして一番乗りでテーブルに着いた僕らでしたが、気がつけば10分もしないうちに満席になっています。それもそうだろうと納得のお店でした。

新しい街で、新しいお店に出会うのも転勤の楽しみの1つなのです。

 

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