南風通信

あちこち 風のように

在台灣轉來轉去旅行③(たいわん うろうろ たび)

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【2018.8.20】①

<朝の出来事>

台湾2日目の朝。昨夜は、部屋の空調を上手く操作できなくて少し寒かった。寝不足の感じのぼうっとした頭でリモコンをまさぐりTVをつける。ぼくは台湾滞在中のホテルではTVをつけっぱなしな事が多い。TVから早口に流れてくる(ぼくには台湾語は早口に聞こえる)台湾語を耳から肌から染み込ませたいと思うのだ。その方が現地が素早く馴染んでくる感じがするでしょう?

ところが、つけたTVのモニターには日本でお馴染みのキャラクター「ちびまる子ちゃん」が現れた。ただし、もちろん台湾語で話してるけど。「ちびまる子ちゃん」は、どうやら台湾でも人気の様子で、こちらでは「桜桃小丸子」と表記するみたい。漢字の並びが見事に「ちびまる子ちゃん」を現してると思う。しかも、台湾語の声優さんは日本の声優さんの雰囲気を見事に再現していて、「まる子」は「日本のまる子」のまんま、いい加減のお調子者の声だし、まる子の父「ヒロシ」は、テキトーで、優柔不断な「ヒロシ」そのものの声だ。台湾の番組スタッフの「ちびまる子愛」が伝わってくるねえ。

台湾で最初の朝食はホテルの朝食バイキングを頂くことにする。1階の広いスペースのレストランでは、沢山の観光客が朝食をとっている。入口のすぐそばにはヨーロッパからのツアーとみられる、大柄の白人7、8人のグループが陣取っていた。金色の髪と髭を持つ男の、半袖、短パンから伸びる丸太のような腕と足には、髪と同じ金髪がキラキラと光っている。西洋人はやっぱり大きいよなあ、と思わされる。

ぼくらのテーブルの隣には日本の大学生だろうか、細身の若い男の二人組が気だるそうにパンをかじっている。片方の男が言う。「3日もいると感激も薄れるなあ」。若い二人組は相変わらず気だるそうにパンをかじっていて、なんがか人生に疲れた初老の男たちのように見えた。

午前九時前には、いよいよホテルを出発する。ぼくらには行くべき「ワクワク」が、抱えきれないほど一杯なのだ。

 

<ウロウロし始める>

片側3車線の広い松江路に沿って歩き、MRT行天宮駅から地下に下る。ここからしばらくは「現地コーディネーター」と化した家人の後ろをついて行くのみだ。ぼくらの旅行は、ただウロウロと街を歩き回り、パチパチと写真を撮って、時々安くて美味しいものを食べられれば万事OKといったもの。そんな様子だから、台湾訪問3回目にして、未だに九份にも行った事がない。それどころか前回来た時には、あろうことか小籠包を食べ忘れた!のだ。

今回の旅行を前にして、ぼくと家人は深く誓い合ったのだ。「小籠包は必ず食べようね」。旅の記録はこれから始まるが、先にネタばらししておくと、今回も小籠包を食べ損なったんだ。だって、台湾には美味しいものが多すぎるんだよう。

  

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<薄暗い東門市場>

今回、最初に訪れたのは、ぼくと家人が大好きな「永康街」のあるMRT東門駅。しかし、今回はその「永康街」に行く前に寄るべき場所があるらしい。家人は、付箋で一杯になった茶色のトラベラーズノートを片手に東門駅を地上に抜けた。早歩きになってるよ。そうして目指すは「東門市場」なのだ。

台湾には観光で有名な夜市が沢山あるけど、ここ「東門市場」は、現地の人が肉魚野菜などを求めてやってくる生活市場なのだそう。信義路と金山路の交差点の北側に、トタン屋根のアーケードのような「東門市場」が広がる。台湾の、八月の強い日差しから逃れるように、市場へ突入する。・・・が、市場の通路は薄暗く人通りもない。しんとして薄暗い通路に、漢字がひたすら並ぶ大きな看板が連なり、時折現れる小さな窓の向こうに、アジア柄の服が吊ってあったりして、ジャッキーチェンの映画のセットのような気がしてくる。

あれれー、何かがおかしい。市場の賑やかさと活気がまるで無い。あとで分かったのだが、この日は月曜日でほとんどの店は定休日だったようなのだ。がらんとした東門市場で、それでもぼくらはパチパチとシャッターを切って回りそれなりに楽しんだ。カメラを構えて暗い路地を進んでゆくと、不意にバイクが目の前に現れて驚いたり、誰も居ないと思っていた通路のすぐそばの暗がりに人が座っていてびっくりしたり、お化け屋敷的アトラクション的に?充分楽しめたのだ。

再び日の光の下に戻り、信義路の人の流れに紛れる。ぼくらは、いよいよ大好きな「永康街」へ向かった。

 

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 つづく