南風通信

あちこち 風のように

冬から春へ

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【2019.1.23】

2017年10月から期間限定で運営された高知市のミニシアター「kinema M(キネマM)」が、一旦休館となりました。

最終日の夜、建物の正面のボードには、

「THANK YOU!  WE‘LL  BE  BACK  IN  2021」の文字が、並んでいました。そして、「MI・TE・RO・YO!」

カメラを構えていると、奥から kinemaMの代表で映画監督の安藤桃子監督が、ふらりと出て来られました。その瞬間をパチリ。

この映画館のお陰で素敵な映画に出会う事が出来ました。感謝です。

終わりは始まり。そして2021年にもう一度。

 

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【2019.2.3】

釣れない釣り人の活動も始まります。2月の波介川は、まだ冬の表情です。

この日、今年最初の魚が釣れました。本命のバスではなくニゴイ君でした。冷たい風に手がかじかむこの時期、オイル式の携帯懐炉が重宝します。

 


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【2019.2.10】

高知市のグリーンロードにある屋台「ボギー亭トラちゃん」には、ちょくちょくお邪魔しています。

ここの大将は、ゴルフと阪神タイガースが大好きだそうで、それでこんな屋号になったそうです。

ピンクの細長い蒲鉾のようなものは「すまき」といいまして、高知独特のおでん種です。いも焼酎のお湯割りと合わせて、冬の屋台もぽかぽかです。

 

 

 

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【2019.2.17】

下手な写真を続けています。写真を始めてから光に敏感になったような気がします。どこに光が当っているか、どこから光が射しているか。

近所の公園で、小さな桃の花が咲いていました。逆光気味にシャッターを切りながら、降り注ぐ光に春を感じます。

私的不定期名曲選⑮「この曲もえーやん!」/すべてのありふれた光 ( GRAPEVINE)


GRAPEVINE - すべてのありふれた光 (Music Video)

 

2000年前後の事だったと思う。当時、大田区の大森に職場があって、毎晩その界隈を飲み歩いていた。まあ、あの頃はよく飲んだものだと思う。バカなお金の使い方をして良い気になったり、かなり危なかったなと、今になって冷や汗をかきそうな出来事に遭遇したりと、自分史の中の「無頼派気取りの時代」だった。恥ずかしい事に。

 

ある夜。たしか、京浜東北線のガード下のバーだったと思うが、カウンターで見知らぬ男と並んで酒を飲んだ。ぼくはたぶんもう何軒かをハシゴしてその店にたどり着いたのだと思う。そこそこ酔っていた。

気分が良かったせいもあって、その見知らぬ男に声を掛けたのが始まりだ。最初はお互いに「この店はよく来るんですか」みたいな当たり障りのない事を話したが、いずれ話題は音楽の事に落ち着いた。ぼくもその男もロックミュージックが好きだという共通点があったので、話は意外に盛り上がった。どんなバンドを聴いてきたか、そして、どんなロックが好きかについて。

 

90年代の日本はユーロビートブームに沸き、ダンスミュージックが街を席巻した。日本語ラップが台頭しつつあったりもして、ロックミュージックは片隅に追いやられているような気がしていた。ぼくと見知らぬ男はそんな状況が不満で、ロックミュージックの再興を願っていたのだ。

 

いくつかのロックバンドの名があがった後、その頃「退屈の花」というアルバムでデビューしていたGRAPEVINEの事が話題にあがった。

ぼくは「退屈の花」のCDを買って聴いていたので、このバンドが地味だけど、とても本格志向で良いバンドだと思っていた。その事を伝えると、その男は嬉しそうに、GRAPEVINEの良さについて語った。

しばらくして彼が言う。

「俺、GRAPEVINEのドラムスの亀井さんと知り合いだけど、話してみたくない?」

ぼくが酔った顔で彼を見つめ少し驚いて見せると、彼はジャケットの内ポケットから携帯電話を取り出し電話をかけ始めた。

「お疲れっす。いや、いま大森で飲んでまして、隣にいる人がバインのファンだっていうんで電話したんです。ちょっと代わりますね」

ぼくは急な展開に戸惑いながら携帯電話を受け取った。

「あ、もしもし」

「あ、どうも」

 

電話の向こうでぼそぼそとした低い声が聞こえた。少し眠そうな声だった。もしくは、酔っぱらった知人からの深夜の電話に、少し戸惑っているような声。

 

「あ、退屈の花、聴きました。とても良かったです」

「あ、ありがとうございます」

 

たどたどしい会話が数往復して、ぼくは携帯を隣の男に返した。

 

もう二十年近く前のバーでの出来事を不意に思い出したのは、カーラジオのFMから、この曲が流れて来たからだ。

 

「GRAPEVIN すべてのありふれた光」

 

あの晩の男とその後会うことはなく、あの携帯電話の声の主が本物かどうかも分からない。

GRAPEVINが「葡萄のつる」という意味で、西洋では「よくない噂」という意味でも使われると知ったのは、つい最近の事だ。

20年経って、このバンドがブレずに本格派のロックバンドであるという事を嬉しく思った。そして、聴いていない古いアルバムたちを、一つづつ順番に聴きたくなった。

 

 

 

在台灣轉來轉去旅行⑦(たいわん うろうろ たび)

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【2018.8.21】②

 

<何度でも行きたくなる街>

迪化街は沢山の老舗店がならぶ問屋街だが、そのレトロな街並みには目を奪われてしまう。今風に言えばとても「映える」のだ。古い街並みにカメラを構え、パチパチとシャッターを切りながら歩くものだから、ぼくの歩みは遅くなる。その先を家人は店先の商品棚を眺めながら歩いて行く。

 

この街は、乾物屋や布屋などが軒を軒を連ねていて、いかにも問屋街と風なのだけれど、古い建物をリノベーションしたお洒落なカフェなどもあったりして、伝統的なものと新しいものとのモザイクのように並んでいる。観光客にも人気のエリアなので、近年、リノベされた雑貨屋やカフェが次々にオープンしているらしい。ここに来る度、いつもどこかの建物が工事中だ。この日も長い鉄パイプを抱えた作業員たちが炎天下の中えっちらおっちら歩いていた。工事現場から上半身裸の屈強な男がヌッと現れてギョッとしたりもする。こんな暑い中での作業は裸の方が快適かもしれないな。

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迪化街ではいくつか買い物をした。台湾に来る度にここへはやってくるので、少しは慣れたものだ。家人は事前に充分なリサーチをしていて、例のアナログな、たくさんのタブで区分けされたトラベラーズノートを片手に歩く。「迪化街」のタブのページに「お土産」の欄が見える。そこに買いたいものや簡単な地図が書きつけられている。ぼくは家人の後を付いて行くのみだ。

自分用にもお土産用にも丁度よい、小分けされた乾物が売っている「點子生活」は、明るくてお洒落なお店だ。ここで買い物をしていると、日本語のとっても上手な若い女の子が応対してくれた。

「ニホンノ ドコカラ キタンデスカ?」

「四国の高知です」

「コウチ! ワタシ スサキノ  シンジョウクン スキデス!」

嬉しそうに話すこの女の子は、とても日本の事に詳しかった。まさか台湾の人から「須崎」とか「しんじょう君」という言葉が出てくるとは思わなかったよ。

「しんじょう君」は須崎市出身のゆるキャラで、2016年のゆるキャラグランプリで1位を獲得しているのです。

「コウチハ カワガ キレイ」

四万十川や仁淀川の事を、ほんとによく知ってます。こんなに高知を好きでいてくれるとこっちも嬉しくなって、もっと台湾が好きになるのです。「好き」は伝染しますね。

すっかり良い気分になったぼくらは、點子生活で「からすみのソース」や「ドライフルーツ」や「黒糖ショウガドリンクの素」などを購入。高知好き女子は商売上手でもありました。ここで買った「からすみのソース」をぼくはすっかり気に入ってしまい、日本に戻ってからはこのソースを和えたパスタばかり食べていた。本当に美味しくてまた買いに行きたいと思っている。良い買い物ができたよ。

 

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 しんじょう君(2016年、ゆるキャラGP優勝パレードIN帯屋町)

 

 

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  <地元民で賑わう場所。もしくは聖と俗の交わる場所>

 

 迪化街の問屋街から歩いて10分ほどの所に、大稲埕慈聖宮という「廟所」があり、媽祖(まそ)という道教の女神を祀っている。この媽祖は航海の守護神であるらしく、大陸から台湾に渡った開拓民たちの信仰を集めたそうだ。海を越えて無事に台湾に渡った移民たちは、感謝の想いを込めて各所に媽祖廟を建てたという。

その慈聖宮から広がる街並みは、 迪化街のように観光客に媚びるような感じがない。ただ単に古びた家屋が、生活感をまとって佇んでいる。そして廟所からほど近い一角には、屋台街がずらりといった感じに並でいて、地元民が多く行き交う。屋台の前には、長い木の板を渡したようなベンチが置いてあって、そこに掛けて食事をする者たちがいる。また、葉の繁った大きな木の下で、テーブルに料理を並べて談笑する者たちがいる。ここでは観光客を見る事がなかった。

台北市内の飲食店では、お酒を飲んでいる人をまず見かけない。昨夜の「エビ釣り堀」で、釣り竿を片手に缶ビールを飲んでいた「インテリ崩れ青年」が、ぼくが唯一見たお酒を飲む台湾人だ。しかし、ここでは露店のテーブルの上に台湾ビールの緑色のガラス瓶が並んでいる。このテーブルにも、あのテーブルでも。台北市で「酒飲み人」を見ていなかったので、不意に現れた昼飲みの光景に少し面食らってしまった。

「ひょっとして、ここらは治安の悪い地域なのではないだろうか」

そんな思いが浮かんだが、その光景は被写体としてとても魅力的で、ぼくはファインダーから目を離すことが出来なかった。

あとで知ったのだが、慈聖宮の門前をなす屋台街は、地元民も認める美味い食べ物屋が集まる場所だった。だから、今回の旅で歩いた最も俗っぽいこの路地は、ぼくの次回のお楽しみになったのだ。

大通りに出て、ぼくらはフランス系量販店の「重慶カルフール」に向かった。ここではバラマキ用のお土産や、お気に入りの「葱ソーダクラッカー」を買うつもりだ。この日、この場所で一番俗っぽかったのは、ぼくと家人に違いないと思うんだな。

 

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 つづく。

在台灣轉來轉去旅行⑥(たいわん うろうろ たび)

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 【2018.8.21】①

朝目覚めて手元のリモコンでTVをつけると、台湾語が流れ出してきた。意味の全く分からないその音を聞きながら、ぼんやりと台湾にいるんだなあという事を確認する。

画面に目を向けると「台視財経」という文字が見える。並んだ数字の羅列はどうやら台韓貿易の推移のようだ。細かい事はよく分からないけど、台湾の景気が減速しているらしい。台湾語の女性キャスタ―の声を聞きながらベッドに戻り、またウトウトし始める。旅行に来て眠っていてはもったいないんだけど、ホテルのベッドって心地良いんだな。

 今回の宿泊したホテル慶泰大飯店(ガーラホテル)は、MRT行天宮から徒歩2分の場所にあり、いつも利用しているお気に入りの足裏マッサージ店「活泉足體養身世界」にも近く、台北をウロウロするにはとても便利だった。

この日は、ホテルのレストランでコーヒーだけの朝食を済ませて、さあ出発だー!と意気込んで出かけた。何故コーヒーだけの朝食かというと、家人が朝から食べに行きたいものがあるというのだ。どんなところに連れていかれるのかをぼくは全く知らされていないけど、彼女の選んだ店に外れは無い。今のところはだけどね。

 

 

<人喜油飯地獄(ひとよろこばしあぶらめしのじごく)>

 ホテルを出て5分も歩かないうちに、赤い瓦屋根の建物が見えてくる。屋根の一番上の部分が弧を描きながら両端に向かって反っていて、日本の様式とは異なっている。赤に緑の色遣いは、ぼくに琉球の伝統的な建築を思い起こさせた。それこそがMRTの駅名にもなっている「行天宮」だ。

 

「行天宮の脇の方だよ」と、家人は先をスタスタと歩いて行く。民権東路に沿って赤い塀が長く続くが、それが切れたところで細い路地に入る。

「あ、これかな?これだ、これ!」と家人が近づいて行く先にあるのは一軒の屋台(露店?)。何ともシンプルにパラソル一本で勝負しているという、ストロングスタイルの屋台おばばが佇んでいる。阿梅油飯というらしい。

「ここの油飯が美味しいのよ」

早速、ぼくらは2人で1個の油飯を頂くことにする。おばばが、ササっとビニール袋に油飯とキムチを入れて手渡してくれる。お値段は25元(約92円)。

「美味いよ、これ!」と、ぼくが感嘆の声を上げながら振り向くと、家人はとても自慢げだ。一口食べると日本のおこわに近い感じ。細長いタイ米風のお米に旨みがたっぷり詰まっている。付け合わせのキムチは甘辛く感じたが、ピリピリとした辛さが後を引いた。ぼくらは油飯をあっという間に平らげた。パラソルの下のおばばに「美味しいよ!」と声を掛けようと思ったが、お客さんが次から次にやって来てその機会は得られなかった。やはり評判の店なんだろうと思う。家人のお店リサーチはここでも連勝記録を1つ伸ばすことに成功したのだ。 

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 「さあ、次に行くよ」

家人は食べ終わるとすぐに移動を始める。この朝に食べるべきものがもう一つあるという。ぼくらはMRT行天宮の駅から松江南京へ移動し、ここで松山新店線に乗り換えて北門駅へ向かった。

MRT北門駅は、台北最大の問屋街である迪化街(ディーホアジェ)の入り口にあたる駅だ。ぼくらは迪化街の事を「ユカガイ」呼んでいる。台湾語読みがなかなか覚えられず、毎回やって来ているにも関わらず「ユカガイ」で通している。

 

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北門駅からしばらく歩くと「迪化街商圏」と書いた赤地に金文字の看板が見え、ここから先に進むと雰囲気は一気に問屋街に変わる。

「永楽布業商場」と書かれた大きな建物の前で家人は足を止め、「この中にあるんだけど」と言う。油飯1つを半分しか食べていないぼくのお腹はまだ満たされておらず、次の食べ物を待ちわびている。それは家人も同じようで、ぼくらは急ぎ足になりながら赤煉瓦の建物の中に進んで行った。

ビル内一階で、ひときわ人だかりの出来ている一角があり、人の立ち並ぶ向こうの奥に、天井から吊るされた扇形の看板が見えた。そこには「林合發油飯店」とあった。

「あ、あぶらめし・・!」

家人が選んだ朝食の二軒目は、またも油飯だったのだ。だけど、行天宮の露店とは少し様子が違う。油飯に乗っけるトッピングがいろいろとあるようだ。鶏もも肉、煮玉子、シイタケの煮つけなど。う、うまそうじゃないか。パートタイマーらしきご婦人方が、紙の弁当箱の中にテキパキと詰めていき、油飯鶏もも乗せ弁当が次々に出来上がってゆく。

ぼくらは鶏もも肉は遠慮して(まだまだ食べなくてはいけないものが沢山あるから、お腹を空けておくのだ)、油飯に煮玉子とシイタケの煮つけをトッピングしたものをオーダーした。

 

 

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永楽布業商場ビルの前はちょっとした広場のようになっていて、そこの木陰になったベンチの上で、まだ暖かい油飯弁当を広げて早速頂くことにする。

「う、うまい・・・」

つい先ほど行天宮で生まれて初めて食べた油飯の感動を、この永楽市場の油飯は軽く超えて行った。細かく刻んだ豚肉、干しエビを炊き込んだここの油飯はとってもジューシーで、ちゃんとした料理という感じ。シイタケも煮玉子も台湾風の香辛料を感じる味付けなんだけど、これを嫌いな人は居ないんじゃないかといった味。なんというか、行天宮のものはおばちゃんの手作りで、こちらは料理人の一品という感じでしょうか。いやいや行天宮が不味いわけでは決してないわけで、それぞれに美味い。それから、油飯というけど油っぽい感じはなく、やっぱり日本のおこわに近い感じです。

「美味しーー」と家人も感嘆の声を上げます。こんなに美味いんなら鶏もも肉もトッピングすればよかったと残念に思います。

台北3日目の朝は、家人のチョイスによる油飯2連戦となりましたが、この戦いで2連勝を飾った家人の「選球眼」を褒めたたえたいと思うのでありました。食べ物屋選びで無敗の連勝記録を伸ばすことに成功した家人は、誇らしげな顔で油飯を堪能しているのでした。

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つづく。


冬の一日

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今日は大寒だとか。

ぼくはと言えば、年末年始の帰省でお金を使い過ぎて、今月はお財布が大寒(おおさむ)です。

そして今日は、今年初めてのFPグループの勉強会が開催されました。

お財布が「おおさむ」のFPなんて笑えませんね。でも、「お金は良い使い方をしてこそ価値がある」と自分に言い聞かせて頑張ります。

 

毎年FPグループでは、年末の日経平均株価を予想してメンバー全員で競うのですが、昨年末の日経平均株価の予想は、ぼくが一番近かったという事で表彰して頂きました。

わざわざ賞状まで作っていて、「遊びも全力でやり切る」高知人らしさが出ていますね。副賞は何故か「ビール語辞典」なる書籍でした。金融や経済の本で無く「お酒」の本を副賞にするところも高知らしいです。

 

ぼくの予想はもちろんヤマ勘です。メディアで、評論家みたいな人たちが訳知り顔で株価予想をしていますが、ぼくの経験上、それらはまったく当てにならないと思っています。(今年の株価は24,000円になる、とか)

「株価の予想なんて誰にもできない」というのが、長年この世界にいて思うことです。では、まったくの当てずっぽうかと言えば、そうでもない部分はあります。ぼくは、株価予想に近いのは天気予報だと思っています。一年後の今日の天気が晴れか雨かなんて分からないでしょう?せめて週間天気予報か、月間の見通しくらいが現実的じゃないでしょうか。その週間天気予報だって、その後の気圧の動きで変わってきますね。株価も同じようなものだと思っています。これについては、今も研究の途中です。

 

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暖かな大寒となった高知市は街の人出も多めです。おまちの用事を済ませて、日曜市に寄り道しました。お目当ては、日曜市の冬の風物詩「いも天」です。一袋250円のささやかな楽しみです。それから、目に付いたお餅も購入。よもぎ餅と雑穀餅の二つで120円なり。「おおさむ」のお財布に優しい感じです。

 

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急いで家に帰り、お茶を入れて家人と「もぐもぐタイム(もう古いですね)」に突入しました。

故郷に里帰りをする度に、1つづつ小鹿田焼の器や湯呑などを買っていますが、この正月に買ったお皿をおろします。でも、小鹿田焼はいっぺんに使うと「ガラガラし過ぎ」ますね。

お茶を啜りつつ、年寄りじみてないか俺?と、思った午後でした。 

 

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昨年から書きかけになっている台湾旅行記を、来週は何とか書きたいと思います。この1月で「南風通信」は丸2年を迎えますが、これからもゆるゆるとやって参りますので、どうぞヨロシクです。



私も、プロレスの味方です

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幼い頃、母に連れられサーカスに行った事がある。普段贅沢をしない母が、何故急にサーカスに連れて行ってくれたのかはよく覚えていない。

母とバスに乗って出かけると、町の辺境の埋立地の広場に、魔法のランプのような形のテントが立っていた。そのテントは大きくてカラフルで、場違いなような明るさを辺りに振りまいていた。

テントの中は薄暗かったが、観客たちの「今か、今か」の期待と熱気が渦巻いていた。その薄暗い中で、ライトに照らされた演者たちが次々に現れては消えていった。中でも印象深いのは、地球儀のような鉄の籠の中を疾走するバイク。象と道化の玉乗りの共演。そして、空中ブランコ。

テントの一番高い柱の所から伸びる、2本のワイヤーが結ばれた小さなブランコが大きく揺れた瞬間に、すらりとした女が飛んだ。ライトの光の追い付かない薄暗さの中に、宙に浮かんだ肢体が白く浮かび上がった。

サーカスのテントの中と、地方の小さな体育館のプロレス会場は、どこか雰囲気が似ている。

 

ぼくは、子供の頃からプロレスが好きだ。それは、あの日のサーカスのせいかもしれないなあとも思う。母が連れて行ってくれたあの日の空間は、非日常のワクワクに溢れていた。プロレス会場にも同じワクワクが溢れている。プロレスは会場観戦に限るのだ。

 今の日本のプロレス界には一人のスーパースターがいる。その名を「ケニー・オメガ」という。このカナダ生まれの天才レスラーの存在はユニークだ。従来のプロレスの世界観は、遺恨渦巻く修羅の世界であったし、善玉と悪玉の対立構図がその世界のベースだった。しかし、ケニーの存在は悪玉でも善玉でも無いように見える。

大観衆の前で、リングのトップロープをノータッチで軽々と飛び越え、場外の敵に体ごと全体重を浴びせる荒業を駆使するその姿を見て、ぼくは幼き日のあの空中ブランコのシーンを想起する。美しき演者ケニー・オメガ。これ以上プロレスを語るのはやめておこう。ちと熱くなり過ぎた。 「そっち行かない」(ケニーさんの真似をするアザゼルさんの真似)

 

 愛読しているアザゼルさんのブログ。⇩

xlab.hatenablog.com

 

 

この年始のビッグマッチを終えたケニー・オメガの周辺が騒がしい。所属する新日本プロレスを退団して、主戦場を海外にするとかしないとか。

このニュースを見てぼくは軽く動揺した。ケニーはこれからの新日本プロレスに不可欠だと思っていたから。もしくは、新日本でのケニーをもっと見ていたかったから。

 

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昨年12月にケニー・オメガ選手は、WEBサイト「ほぼ日」で、糸井重里氏、マキシマムザホルモンのマキシマザ亮さんと対談している。

糸井氏が作ったゲームソフト「MOTHER」の大ファンだという事で実現したこの異色対談を、今日改めて読み直した。

 

www.1101.com

 

対談の中でケニーはこう語っている。

 

「(前略)新日本プロレスをもっと世界的なブランドにしたいからです。それをちゃんと考えないといけない。みんなそれに向けてがんばっているし、どんどんレベルアップしています」

 

ぼくは単純に彼のこの言葉を信じたいと思っていたし、今も信じたいと思っている。

 

「みんなプロレスの試合を見ても、すぐに忘れてしまいます。私はそれがすごくイヤです。身体を犠牲にして、ボロボロになっても、みんなすぐにパフォーマンスを忘れる。それがすごくイヤだと思った。だから、どうやったらみんなの中に思い出を残せるかを考えた。(中略)糸井さんに会いたかったのは「MOTHER」ファンとしてだけじゃなく、そういう「想い出を残す」ことについて、そういうことが出来る人から、なにかを学びたいと思ったんです」(以上引用)

 

今思えば意味深な言葉だと思う。

 

「ほぼ日」の対談の全文を読んでいただければ「ケニー・オメガ」というプロレスラーのユニークさが少しは分かってもらえるかもしれない。

 

今回、ぼくは数十年ぶりに週刊プロレスの特集号を買った。この年始に行われた棚橋弘至とのビックマッチが彼の日本での最後のタイトルマッチになるかもしれないからだ。しばらくはケニー・オメガの動向から目が離せないプロレスファンは多いはずだ。

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あけましておめでとうございます!

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改めまして、明けましておめでとうございます。

この年末年始を、九州への里帰りでのんびり過ごしました。

転勤で九州を離れていて思うのは、やっぱり九州の味が恋しいなあ、という事。そんな訳で、この数日の食事はとんこつラーメン率が高かったです。やっぱり美味いんだなあー、とんこつラーメン。

あと、日田焼きそばの「想夫恋」!これは美味いんだなあ。ぼくは日田焼きそばが、焼きそばの中で一番美味いと思う。鉄板に押し付けて焼き上げるから、麺がパリパリとしてるんです。他の焼きそばにない食感でたまりません。

食べてばかりの正月でしたので、体重が心配です。まだ体重計乗ってないけど。

そんな感じで正月ボケの状態ですが、今年も宜しくお願い致します。

 

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